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拙者の写真修行小屋

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2019年 06月 11日

あの頃~あがたの森・秋~





あがたの森








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あの頃


~ 完 ~




























by kobatetuapril | 2019-06-11 22:45 | あがたの森 | Comments(4)
2019年 06月 05日

光降る~大町市・霊松寺~




近頃、気象現象に恵まれず良い写真が撮れていませんので
昨年の写真で茶を濁します

大町市・霊松寺



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by kobatetuapril | 2019-06-05 23:09 | 風景・スナップ | Comments(0)
2019年 05月 22日

双璧~松本市・旧開智学校の国宝指定へ~





双璧



恥ずかしいことだが、松本市「旧開智学校」が国宝指定へと動き始めていることを
最近になって初めて知った
既に文科相にまで達している話で、もはや指定は秒読み状態である
長野県の国宝として10番目(内、建造物の国宝は本校を入れて6件)となり
松本市所在の国宝は松本城に次いで2件目となるので
これで松本市は長野県における建造物国宝数単独1位になる






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撮影 Ricoh GR


旧開智学の開校は明治9年
松本市はもちろん、国内でも最古級の小学校である
国内最古の城・松本城のお膝元に、文明開化の象徴である擬洋風の建物が存在するといる歴史のバランスが興味深い

総工費用は明治6年の金額で1万1,000円
現在の貨幣価値に換算すると、まぁ、諸説ありけりで幅が広くなりすぎなのだが
概ね5,000万円から2億円となる
この莫大な費用の大半を地域住民の寄付で賄ったというのだから、当時の人々の学問に賭ける情熱がうかがえる
その甲斐あって、開智学校は30もの教室を有し、「広大華麗、地方無比」とうたわれるほどのスケールを誇った
松本市は、現在
            岳都・・・日本最高峰山岳地帯・北アルプスを有するため
楽都・・・ベルリンフィル及びウィーンフィルの名誉楽団員・小澤征爾が創立した「サイトウキネンフェスティバル松本」
のセールスフレーズにより観光都市で売り出しているが
古くは、この広大華麗なシンボルのもと、「学都」を標榜していた

明治当時は、松本市街地の真ん中を流れる「女鳥羽川」沿いに建設されたが
昭和39年、構造を丸々残す形で現在の、松本城北方に移設された
現在、その周囲には、同じく明治時代の洋風建築「旧司祭館」と、中央図書館が立ち
それらの真ん中に、かの「魯桃桜」が植わっている
松本城観光の折には、ぜひとも足をのばして頂きたい一角である





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撮影 Eos5D markⅢ

そして、旧開智学校とともに忘れてはならないのが、旧制松本高等学校「あがたの森」だ
こちらは旧開智学校の40年後、大正8年に設立されたもので
洋風建築への憧れがさらに洗練された建物となっている
青緑色の板張り壁が素晴らしく美しく、緑に、雪にと折々に馴染む
屋内に入ってみれば、太陽光の差し込み方が、まるで映画撮影を念頭に置いたのではないかと思うほどドラマチックだ
今は重要文化財であるが
もしかしたら、40年後にはこちらも国宝になるのだろうか?
楽しみであるが、旧開智学校が国宝ブームで来客が激増している様子を見ると
このままの、青春の光を封じ込めたような静けさを保っていてほしいという
独り占め欲に近い願望も感じている










by kobatetuapril | 2019-05-22 23:45 | 風土 | Comments(0)
2019年 05月 06日

龍の晴れ舞台 ~某所・龍の桜~






今年の4月は、あがたの森の桜撮影ではまたと無いシャッターチャンスを得ましたが
そのツケが回る形で他の桜を撮影する時間がありませんでした
(たまには松本城の桜も撮ってみたいのですが)

だけどなんとか、「龍の桜」だけは撮影することができました
ロケーションとして完璧な「あがたの森の桜」に対し
こちらは単体として、紅枝垂れ特有の濃い色合いと、苔むした枝ぶりが非常に素晴らしい桜です
「龍の桜」は私が勝手に付けた名前です
(とはいっても、この桜の、うねるような枝を見て「龍」を感じるのは私だけではないらしく
ある文献でも、龍、と比喩されていました)

夜勤明けのヘトヘト&眠々な体で龍の淵にたどり着くと、運よく神事が行われておりました



~ 龍の桜の晴れ舞台 ~






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どんよりと曇った日でしたが
神事が始まる頃には、わずかに晴れ間がのぞきました
眠気と疲労でグダグダな心身を、何とか奮い立たせます






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~ 龍の晴れ舞台 ~

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~ 完 ~











by kobatetuapril | 2019-05-06 21:46 | 風景・スナップ | Comments(0)
2019年 04月 17日

春はシベリアより来ぬ~松本市中央図書館の「魯桃桜」~







3月24日


早春
松本市中央図書館の庭に咲く桜を、毎年気にかけている




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魯桃桜

春先に地元新聞を注意深く眺めていると、片隅に、この桜の動向を示す記事が見つかる
その小さな記事を見つけるために
常に無く念入りに新聞を、そわそわとしながらめくるのが、早春のルーチンとなっている





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桜、と言ったが、実は『魯桃桜』はサクラ属ではない
真ん中の文字通り、桃の一種である
では、『魯』とは何なのか?というと、産まれ故郷を示す文字だという
「魯迅」、春秋戦国時代の「魯国」。直感的に思い浮かべるとおり、中国産との説もあるが
ロシアの「ロ」であることが有力らしい
何故「露西亜」なのに「魯」なのか?さては、誤字がそのまま定着したのか?と推測してみたのだが
期待したような面白い紆余があるわけではなく
明治以前は「魯西亜」という表記は標準的であったらしい






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昭和初期、この、図鑑にも載っていない桜の生い立ちを研究した学者がいた
「どうやら、日露戦争の凱旋記念に軍人が持ち帰ったものらしい」
一応の結論を見た
しかしそれは学術根拠にのっとった「解明」の域に達するものでは到底無く
「そういう言い伝えがある」という逸話が浮上した程度であったそうだ






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ただ、桜ではなく桃の一種であることは当時としても分かっていたらしい
「魯西亜桃」ではなく、あえて「桜」と名付けたことに、この学者の詩情を感じる






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軍人の手により海を渡った魯桃桜は、最初、長野県の佐久市に植えられた
長野県が、魯桃桜の日本における故郷だということになる
少し誇らしく感じ、その後の国内移植を調べたことがあるのだが
どう調べても長野県関連の記事でしかその名を見つけることが出来なかった






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魯桃桜は、佐久市に移植された後、種子から芽生えた苗により、昭和初期頃から主に県内各地の図書館や博物館の庭に広まっていった
松本市中央図書館の木も、それら子孫の一人である
しかし何故か、そこで桜の旅物語は、プツリと途絶えてしまう






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信州の春は「春は名のみの風の寒さや」と早春賦に唄われるとおり遅いが
シベリア産まれのこの桜は、梅の開花から間もなく、ソメイヨシノの蕾の硬いうちから咲き始める
東京の桜便りよりも一足早い
そのため魯桃桜は、信州の春告げ花として、そのミステリアスな由来と共に密かな知名を得ている
季節感さえも数値化されてしまったかのような今の時代に、シベリアの凍土を知る桜の子孫が、信州の遅い春を告げ
豪勢なソメイヨシノたちの露を払うようにして、ほとんど人知れずに、散ってゆく
なんとロマンチックなことだろう
そう思うと、信州が魯桃桜の旅の果てであったのだろうと運命的なものを感じる





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北には一面鏡窓の図書館、西にはカビの生えた屋根付きの自転車置き場
南には名も取柄もない小川と駐車場、東には住宅街・・・・
実にカメラマン泣かせなロケーションであるが、先述したとおり、図書館の庭に植わっていることが由緒の正しさでもある






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駐車場の向こうにはフランス人神父がデザインした「旧司祭館」と和洋混淆の「旧開智学校」(共に明治時代の建造物)
が並び建っており、日露戦争の凱旋樹である魯桃桜を取り巻く歴史のトライアングルが形成されている
国宝松本城のひざ元にありながら、ここには、欧州への憧れが凝縮されている






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日曜日の図書館に訪れる人の何人かが、神妙な面持ちで一眼レフを構える私と魯桃桜とに交互に視線を送り
「え?これ、桜?もう咲いてるんですか?」
と声をかけてくる






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「いえ、桃ですよ、『魯桃桜』って書いてあるでしょ、ホントは桃なんです」
とは答えない
「松本で一番早く咲く桜ですよ」
と、軽いウソをつくようにしている
「へぇ~・・・知らなかった・・・」
自転車置き場のカビが生えたタキロン屋根越しに眩しそうに花を見つめる表情の
驚きと、いち早い春を見つけて得意気な様子が、なんとなく好きである
この表所を見ると、「春だな」と思う






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そういえば、この日はエプロン姿の女性司書さんも通りがかって、こう言った
「今年もキレイに咲きましたよね。ありがとうございます」






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ハッとして
「好きなんですよ、この桜、私。ついつい、なんだかんだで、毎年」
見透かされたウソを、ちょっと意地になりながら、しどろもどろのあやしい文法でつき通した
シベリアの陽光がうららかであった







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春はシベリアより来ぬ



~ 完 ~









by kobatetuapril | 2019-04-17 23:55 | 風景・スナップ | Comments(2)
2019年 03月 30日

七色の日~北安曇郡池田町の七色大カエデ~




北安曇郡池田町

七色大カエデ


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かれこれ5~6年かそれ以上、毎年見に行っている大カエデです
その間には紅葉のアタリ年もあれば、ハズレ年もありました
幹の樹洞に大きなハチの巣が出来て撤去できなくなり、巣ごと樹洞を埋めたとか。
250年とも言われる高齢樹ですから、さすがに弱ってくるところもあるのでしょう
放射状に伸びる素晴らしく美しい枝は、ついにその重さを支えきれなくなり
骨折をした人間の腕の様に吊って、なんとかバランスをとってあったり。
なんとか、せめて今後私が生き続ける数十年の間だけでも、どうか毎年紅葉を見せて欲しい、と思っています

それとは別に、このカエデをとりまく環境が大きく変わりました
2011年に放映されたNHKの朝ドラ「おひさま」を皮切りにメディアへの露出が多くなり知名度がウナギ上りとなり
秋の観客数は、ついに交通整理を要するほどにふくれ上がりました
すぐ隣の丘の上には駐車場が設けられ、樹を見上げると、その向こうにひしめく駐車車両が見えるようになりました
大勢の人々が地面を踏むと、根が傷み樹勢が弱まるので、半径20メートルに及ぶであろう、接近禁止区域が設けられました
結構急峻な斜面に立っているのですが、お客さんの中にはお年寄りもいらっしゃいますから
足を滑らせてはいけないということで、あたりはシーズンになるとツンツルテンに草刈がされるようになりました

そして、何といっても最大の変化は、スマホとSNSの急速な普及です
お客さんは、到着するや、スマホのモニターを経由して、この樹を見るようになりました
ほんの数年前までは、秋空のもと、眩しげな「眼差し」と溜息とが見上げていたのに
今は、立ち入り禁止区域に沿って、スマホのレンズが垣根の様に取り囲むようになりました
せめて、ゆっくりと樹の周りを歩いて、燃える七色を、孔雀の様に美しい枝を、四季を何百回と経てきた生命力を、網膜で見て欲しい
巨大な一眼レフを首から下げている自分を完全に棚に上げる訳ですが
少し、寂しく思います

だけど
なんだか、世の中変わっちゃったな・・・なんて、私は今に生きてるわけだから、そんなこと思いたくないのです
世の中には悲しいことや辛いことや、無関心の関心があって、そして、それらは残念ながらこの先どんどん増加してゆくのだろうけど
(なんか、話がデカくなってきたぞ)
それでも、人間とは美しいものだと思っていたい
写真を撮るからには、私は、『happiness』を撮りたい
そんな、願いなのか、気迫なのか、決意なのか・・・を込めて撮影したのがこのスナップです

私は、スナップとは、happinessを記録媒体に焼き付ける手探り作業だと思ってます



~ 七色の日 ~











by kobatetuapril | 2019-03-30 22:51 | 風景・スナップ | Comments(3)
2019年 03月 23日

舞い降りるシーズン~美ヶ原高原・秋~





やっと2018年夏の写真の投稿が終わりました
今日から秋編に入ります
信州ももう桜前線がすぐそこまで来てしまっていますが
さて、それまでに拙者の写真修行小屋はどこまで季節に追いつけるのでしょう




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秋の始まりは
美ヶ原高原のこの場所から夕日を見ることを、毎年のルーチンとしている
天気の良い、そして尚かつ雲の程よく多い日の西日時、美しいレンブラント光線が発生する
松本市の秋は、別名「天使の梯子」と呼ばれるこの光と共に
寄せ来る波のようにススキを揺らす風に乗り

舞い降りる





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by kobatetuapril | 2019-03-23 22:34 | 風景・スナップ | Comments(0)
2019年 03月 18日

返し歌~金沢再訪~






2018年の金沢の夏は
見も知らぬ青春を鮮やか再現するとともに
バイクで一期一会の旅を楽しんでいた頃には決して味わうことが無かった感情
~未練~
までも残してゆきました
学生以来のカメラマン復帰は、シャッターチャンスへの分不相応な渇望という、始末におえない習性を身につけさせてしまっていました

再び金沢に
しかも、夏の去りやらぬ間に。
玩具をねだって地団太を踏む子供のような発想

出発の朝は小雨が降っていましたが、「バイクで行く」ことに意義がありました
まるで、そうしなければ、あの夏が蘇られないような、これまた子供じみた思い込みがありました

国道158号を駆け上がり、安房峠に差し掛かる頃には、視界が遮られるほどの大降りになりました
雨が、あの夏への巡り逢いを謝絶していました
これが運命なのだろう、と気付きました
しかし、往生際の悪さと優柔不断とが、ズルズルとした足取りを運び、県境を越え、気づけば高山の街並に至っていました
天照寺の石垣を、雨水が滝の様に落ち、宮川に向かって下ってゆく道路に、小波を立てて流出していました

- 天照寺 -
高山市街の西はずれの高台にある天台宗の古刹です
ユースホステルを営んでいます
バイクに乗りたての頃、金沢を経て輪島までの道程で何度か宿泊したことがありました
当時まだまだ駆け出しのツーリストだった私にとって
好奇心と若干の心細さを抱きながら、この寺の山門をくぐり抜け夜の高山に繰り出し、これから始まる旅に心をときめかせた・・・
私なりの、青春の1ページに書き込まれている寺です
そんな邂逅が
『行くも帰るもずぶ濡れなのなら・・・行ってしまおう』
という、年甲斐もない決断をさせてしまったのです

レインウェアを着ていても手や足は濡れます。コンビニで、トイレ掃除用のゴム手袋を買ってしのぎました
道の駅で靴下の雨水を絞り、履き直して、その上にコンビニ袋を被せました
さらにそれではおさまらないので、コインランドリーを見つけて入り、着替えをして、服と靴を乾燥機にかけました
スマホが浸水でおかしくなりました
九頭竜温泉に入ると、体の外表からジンワリと体温が回復されてゆき
しかし、体の中心に溜まった冷え込みはしぶとく居座り、湯の中で寝てしまいました

そんな目に遭っても、私はとことんバイクが好きなのでしょう
わざわざ下道で、遠回りをして福井県側から、ついに金沢城下にたどり着いたのです
雨は、幸い小降りに変わっておりました
近江町市場の脇にある無料の二輪置き場に愛車を停めました
サイレンサーを濡らしていた雨水が、急速に蒸発してゆきました
キンキンキン・・・という、金属の収縮音が愛おしく鳴っていました





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二日目
前日のツケが回ったのか、発熱でフラフラでした





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もう、帰ろう
そう思いました




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木虫籠に 耳を澄ませて 加賀夏夜




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木虫籠の 鳴くを見やれば 灯りかな





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さらば、平成の夏






※ 気虫籠(きむすこ)とは、金沢の古い町家に見られる格子のことをいいます
  夜の茶屋街を歩いていると、時々、芸妓さんの三味線と唄声が、この格子越しに聞こえてくることがあり
 いつも夏に金沢を訪れる私にとって、それは夏の風物詩の様に思えます
  返し歌では、「木虫籠が鳴く」を「虫かごが鳴く」に掛け合わせて晩夏の季語としてみたつもりです


















by kobatetuapril | 2019-03-18 23:49 | 旅行 | Comments(4)
2019年 02月 25日

夏の化身・Ⅱ~金沢YOSAKOIソーラン日本海~






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「いい表情の子だな~~」
って思いながら、しつこくファインダーで追いかけていたら、最後にとびきりの笑顔をくれました

とびきりの恥ずかしがり屋な私は、ぎこちない笑いとお礼でしかお返事できませんでしたけど、とても嬉しかったです
笑顔一つで人を幸せにできるって、踊子としても、モデルとしても、何より輝かしい人として、稀有な才能だと思います
こんな子がよさこいを踊ってくれていることに、カメラマンとして、ただただ、感動をおぼえます




ここで、kobatetuapril的「よさこい雑感」を

この日、金沢でたくさんのよさこいチームさんを撮らせて頂いて感じたのは
「光る被写体としてのチーム」があるってことです
私なりの見分け方を拙いなりに申し上げます

まずチームを入場時から観察します
寡黙にカッコよく入場してきてキリッと構えるチームがあります
ペチャクチャと仲間と話をしながら、「イェーイ!」みたいなノリで入ってくるチームがあります
私みたいな堅物は、当初、前者のようなチームが狙い目なのだろうとばかり思ってたのですが
ところが意外と、後者のようなチームがいい演舞をします
個性の発揮が生じさせる呼吸の乱れさえも一つの大炎へと結集してゆくようなパワーがあります
その奔放さに、青春のほとばしりに対する憧憬が一気に燃え上がります
見る人をもらい笑顔にさせる表情は言わずもがな。
また、そういうチームは演舞の後も仲良しだったりします
一緒に歩いて、一緒に他のチームの演舞を見て声援を送って、一緒にご飯を食べて。
で、そんなシーンがまた、他のチームの撮影をしてる最中でも自然と目に入ってくるんです
それだけ彼らの仲良しぶりが輝いてるからなんだと思います
彼らを見ていると、例に挙げた前者のような、いわば優勝常連チームを見た時の「凄かったな~」という「感想」とは一味違う
「感動しましたウゥッ・・・応援してるよ~!」というベリーハッピーな「気持ち」に包まれます
よさこいっていうのは、基本的に笑顔で演舞するものなんですけど
彼らの笑顔はプロフェッショナル化されていない。「カッコいい笑顔ではない。」そこに、胸が熱くなるんです

本日の記事でご紹介したチームは、観客のハートを、少なくともカメラマンである私の熱情を
そんな方向性でガッチリとキャッチした素晴らしいチームであったと思います

すみません、ここまで自分で書いて思い出し泣きです
よさこいはいいな~











by kobatetuapril | 2019-02-25 22:56 | 旅行 | Comments(0)
2019年 02月 20日

夏の化身・Ⅰ~金沢YOSAKOIソーラン日本海~





重たいLレンズ装着フルサイズを振り回して近江町市場をはじめとした撮影を堪能したが
お待ちかねの海鮮丼を食し一息つくと、バイクの運転と熱波による疲れがドッと襲ってきた
たまりかねてホテルに入り、アイスクリームをせっせと食しながら
エアコンを全開に効かせた部屋で地元テレビの情報番組をボ~・・・っと見ているうちに
いつの間にか寝入ってしまった
こういう時の眠りの気持ちよさは、本当に、計り知れないものがある

カーテン越しに西日の気配を感じた
それと、ホテルの目の前を通る国道157号の、何と無しの騒々しさ
窓の外を見る
眠る前には出来ていなかった人だかりができていた
クールダウンを完了した体が、何らかの予兆を察知し、写欲がモリモリと再起動する
チャージャーからバッテリーを、もぎ取るようにして外し、装填する

エレベーターを降り、フロントに、「これから何があるのか?」と尋ねるまでもなく
鮮やかな着物の一団が現れた

「今からそこで踊るの」

自動ドアをくぐる

再び、ムワっとする金沢の夏に身を晒した



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アサヒビールpresents 「YOSAKOIソーラン日本海」
ほとんど気まぐれに近かった金沢旅行で、気持ちのいい昼寝の後、偶然に出会った

実は、人物撮影好きを標榜しているのに、よさこいを撮影したのはこれが初めてだった
正直に言うと、厨二病的文化であると、敬遠さえしていた
自分自身が厨二病の権化的ポエマーカメラマンであるにも関わらず、だ

ただ、夏という季節のロマンチシズムが、意固地な私を、勝手に、いくらか柔らかくしたらしい
「いいから撮ってみなよ」
囁きが聴こえたような気がした
「まぁ、渋々、ではあるんだけどね」
一応、自分に言い聞かせた
誰に対し、何を恥ずかしがってるんだかよく分からないが
そんな、妙な心の準備をして
ファインダーを覗いた

命とりだった

はじける笑顔
輝く青春
憧憬の極み
夏の化身

なんだかもう、悔しいくらいに眩しい感情がこみ上げてきてしまうのである

ジワリとする感覚が目に流れ込み、ファインダーが、シャッターチャンスとは別にブラックアウトする

くそっ・・・汗で目が沁みやがる

そんな抵抗もむなしく

ヨイヤッサーーー!!!

腹の底にまで響く、豪快かつ爽やかな掛け声が横隔膜を刺激して・・・

いや、もうこの際、はっきりと言おう、決壊寸前であった涙腺があえなく崩壊して
涙が、みっともなく、とめどもなく
愛機・EOS5DMarkⅢの、老いて冷静ないぶし銀のC-AFが腹立たしく思えるくらい
あとからあとから流れ出てくるのである

調子に合わせたシャッターチャンスの都度
「ヨイヤッサー・・・!」
心の中で絶叫してしまうのを、もう恥ずかしいとも思わない境地に達していた
完全に病気である。手ブレが怖い



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ということで、私は、平成最後の夏に、今後のカメラマン人生を左右しかねないほどの被写体に出逢ってしまったのだ
根っからの陰キャゆえ、他の観客の様にキャーキャーと騒ぐことは出来なかったが
心の中では、きっと、国道157号を埋め尽くす誰よりも、喝采を送っていた



続く

このシリーズ、ちょっと長くなりそうです











by kobatetuapril | 2019-02-20 21:35 | 旅行 | Comments(2)