人気ブログランキング |

拙者の写真修行小屋

kobatetu.exblog.jp
ブログトップ

タグ:RICOH GR ( 26 ) タグの人気記事


2019年 06月 17日

闇を喰らう~善光寺・仁王~





5月26日に放送され録画しておいた
NHKスペシャル「運慶と快慶 新発見・幻の傑作」
を、昨日、や~っと視ることができました

なんと、興福寺南円堂の、かの四天王像が運慶作であるという説が浮上しているのだとか
南円堂の四天王。初めて実物を見た(偶然にも特別開扉中だったのです)時の感動は今でも忘れられません
特に、多聞天の、左手に高く掲げた宝塔を恐ろしくも恍惚と見つめ
左半身に重心を乗せた体幹の揺らめきの艶めかしく
三叉戟を天と地との絶対支柱であるかのように突き立てる雄々しさは
仏像はおろか、この世のありとあらゆる芸術の中で最も美しい、というか、尊いものでありました
正直、作者不詳のロマンに包まれたまま、遥か未来、形あるものの終焉をむかえてほしいと思ってもいましたが
X線の照射により浮かび上がってきたこの仮定が
運慶という聖人を
語弊があるかもしれませんが
もはや「怪人」とでも言うべきはかり知れない存在へと昇華させてしまったように感じました





d0349418_23464314.jpg
東大寺大仏殿の多聞天(2013年、奈良旅行の際に撮影)
江戸時代の作であり、南円堂のそれには比ぶるべくもない



そんな仏像達を写真撮影出来たら
私はたぶん、365日、朝から晩まで仏像を撮り続けても飽きることがないだろうと思います
しかし、残念ながら、仏像の9割は、津々浦々・有名無名を問わず撮影不可です
日本最古の仏像といわれる、良飛鳥寺の釈迦如来像(飛鳥大仏)が、
確か撮影可能(私自身、撮ったことがあります)でありますが、それはまさに例外中の例外です

ただそんな現状において「仁王」だけは、伽藍に属さないためなのか
役割に似ず『ガードが緩く』、金網のハンデがあるものの
仏像撮影好きカメラマンにとっては門戸の広い被写体です


d0349418_23110114.jpg

国宝・善光寺、仁王門
仁王は明治の写実主義木彫の巨匠にして帝室技芸員である高村光雲と
その弟子、米原雲海らの合作です
東大寺の仁王の背丈が約8メートルであるのに対し
こちらはおそらく5メートルあまりと、やや小振りとなりますが
我が国の写実芸術創世の権化たるその姿は
誇張なしに、南大門の仁王に何らひけをとりません

以下、全てRICOH GRで撮影



d0349418_21490128.jpg




d0349418_21533604.jpg





d0349418_21504673.jpg




d0349418_21525308.jpg




d0349418_21540655.jpg




d0349418_21542548.jpg




d0349418_21544863.jpg




d0349418_21545631.jpg




d0349418_21552785.jpg





d0349418_21550341.jpg





d0349418_21560185.jpg




d0349418_21563123.jpg




d0349418_21564595.jpg




d0349418_21565342.jpg





d0349418_21571437.jpg




d0349418_21573111.jpg




d0349418_21574098.jpg
闇を喰らう



運慶・快慶が仏像芸術の礎を築いてから800余年
さらに800年ののちには、この仁王も文明開化の象徴として
国宝の栄誉を手に入れていることでしょう



























by kobatetuapril | 2019-06-17 23:51 | RICOH GRで撮ってみた | Comments(3)
2019年 05月 22日

双璧~松本市・旧開智学校の国宝指定へ~





双璧



恥ずかしいことだが、松本市「旧開智学校」が国宝指定へと動き始めていることを
最近になって初めて知った
既に文科相にまで達している話で、もはや指定は秒読み状態である
長野県の国宝として10番目(内、建造物の国宝は本校を入れて6件)となり
松本市所在の国宝は松本城に次いで2件目となるので
これで松本市は長野県における建造物国宝数単独1位になる






d0349418_23015371.jpg
撮影 Ricoh GR


旧開智学の開校は明治9年
松本市はもちろん、国内でも最古級の小学校である
国内最古の城・松本城のお膝元に、文明開化の象徴である擬洋風の建物が存在するといる歴史のバランスが興味深い

総工費用は明治6年の金額で1万1,000円
現在の貨幣価値に換算すると、まぁ、諸説ありけりで幅が広くなりすぎなのだが
概ね5,000万円から2億円となる
この莫大な費用の大半を地域住民の寄付で賄ったというのだから、当時の人々の学問に賭ける情熱がうかがえる
その甲斐あって、開智学校は30もの教室を有し、「広大華麗、地方無比」とうたわれるほどのスケールを誇った
松本市は、現在
            岳都・・・日本最高峰山岳地帯・北アルプスを有するため
楽都・・・ベルリンフィル及びウィーンフィルの名誉楽団員・小澤征爾が創立した「サイトウキネンフェスティバル松本」
のセールスフレーズにより観光都市で売り出しているが
古くは、この広大華麗なシンボルのもと、「学都」を標榜していた

明治当時は、松本市街地の真ん中を流れる「女鳥羽川」沿いに建設されたが
昭和39年、構造を丸々残す形で現在の、松本城北方に移設された
現在、その周囲には、同じく明治時代の洋風建築「旧司祭館」と、中央図書館が立ち
それらの真ん中に、かの「魯桃桜」が植わっている
松本城観光の折には、ぜひとも足をのばして頂きたい一角である





d0349418_23020259.jpg
撮影 Eos5D markⅢ

そして、旧開智学校とともに忘れてはならないのが、旧制松本高等学校「あがたの森」だ
こちらは旧開智学校の40年後、大正8年に設立されたもので
洋風建築への憧れがさらに洗練された建物となっている
青緑色の板張り壁が素晴らしく美しく、緑に、雪にと折々に馴染む
屋内に入ってみれば、太陽光の差し込み方が、まるで映画撮影を念頭に置いたのではないかと思うほどドラマチックだ
今は重要文化財であるが
もしかしたら、40年後にはこちらも国宝になるのだろうか?
楽しみであるが、旧開智学校が国宝ブームで来客が激増している様子を見ると
このままの、青春の光を封じ込めたような静けさを保っていてほしいという
独り占め欲に近い願望も感じている










by kobatetuapril | 2019-05-22 23:45 | 風土 | Comments(0)
2018年 01月 30日

大聖堂~三重県・大王崎灯台~partⅡ







~partⅡ~








d0349418_23135848.jpg








d0349418_23141094.jpg








d0349418_23142579.jpg








d0349418_23145003.jpg








d0349418_23151764.jpg








d0349418_23153286.jpg








d0349418_23160293.jpg









d0349418_23154759.jpg









d0349418_23163181.jpg








d0349418_23164393.jpg








d0349418_23172686.jpg








d0349418_23173649.jpg








d0349418_23175073.jpg








d0349418_23180861.jpg








d0349418_23182039.jpg








d0349418_23184057.jpg








d0349418_23185174.jpg








d0349418_23190263.jpg









d0349418_23202496.jpg







d0349418_23213032.jpg








d0349418_23214559.jpg








d0349418_23215488.jpg








d0349418_23221288.jpg








d0349418_23222084.jpg





太古の海・熊野灘

その北の最果て

憧れを背にそびゆる

潮風が染めし白亜





~ 大聖堂 ~










































第2回プラチナブロガーコンテスト




by kobatetuapril | 2018-01-30 21:41 | 旅行 | Comments(5)
2018年 01月 28日

大聖堂~三重県・大王崎灯台~partⅠ









三重県に、3泊4日の旅行に行ってきました

子供を鳥羽水族館や名古屋の東山動物園に接待する目的が半分と

私が心から愛し、そして憧れてやまない

熊野灘

を巡るという目的が半分、です

「熊野灘」とは、一般的に紀伊半島の東側、定義的には和歌山県の最南端・潮崎から、三重県の東端

大王崎

までの海域を言います

d0349418_21352489.jpg



熊野灘の、何が一体そんなに好きなのか、というと

まず、「クマノナダ」という勇壮・豪壮な響きが美しいことと

初代・神武天皇の東征におけるハイライト・熊野入り(「ヤタガラス」もこの辺りで登場します)を飾る

「太古の海・神の住まう海・我が国の、日本人の曙の海」

という、たまらないロマンがあるからです

ミーハーなので、それだけで、日本人のルーツに触れるような感慨に浸れてしまうのです

海無し県・信州人ならではの憧れがあることも、言うまでもありません

勢い余って、「熊野灘を歩く~海の熊野古道案内~」という激シブな本を購読してしまうくらい

とにかく猛烈に好きなのです

本来であれば、この熊野灘の北から南までの津々浦々をことごとく、何泊もかけて巡りたいのですが

そんな贅沢は叶わぬ駆け足旅行ですので、カミさんにおねだりをして

どうにか、「大王崎」にだけ立ち寄る許可を頂きました


撮影タイムリミットは1時間

相棒は、フルサイズデジイチを差し置いて、すっかり主戦機となってしまったRICOH GR

大王町のスナップ、開始







d0349418_21383446.jpg
大王町の主な産業は漁業








d0349418_21404842.jpg
街の入り口には干物屋が2軒並んでいる
特にサンマのミリン干しは絶品で
私たち夫婦は子供が生まれる前から、この街を訪れる都度、ミリン干しを宅送してもらっている
言い方を変えると、この街を訪れるのは初めてではなく
そして、何故か、毎回冬なのである










d0349418_21375899.jpg








d0349418_21450848.jpg







d0349418_21484619.jpg
今でこそ、寂びれた港町の風情だが
かつては真珠販売が盛んであったのであろう面影を、そこかしこに垣間見ることができる









d0349418_21522909.jpg








d0349418_21541254.jpg








d0349418_21543818.jpg








d0349418_22044170.jpg









d0349418_21554457.jpg








d0349418_21555374.jpg
人の気配を感じることは稀で、大海原が目の前にあるというのに、街の心象は「灰色」である
波の音さえ、静寂を深めるための伴奏のように思え
真綿に染み入る水のように
コンクリート建造物の多い街並みに吸い込まれて行く







d0349418_22050082.jpg








d0349418_22052418.jpg









d0349418_22053603.jpg








d0349418_22060643.jpg







d0349418_22062105.jpg








d0349418_22064819.jpg
なのに、

坂道に
階段に
冬の陰達のパースに
仰ぎ見た青空に滲むフレアーに
うねり続く丘に微笑みかける水平線に
波の囁きに
ふと手を置いた防波堤の、風化してゴツゴツとした手触りに
しんと静まり続けるのであろう窓辺のぬくもりに
潮風に揺れる、緩やかな五線譜の様な電線に

ときめきがとまらない








d0349418_22172019.jpg








d0349418_22173508.jpg








d0349418_22174600.jpg








d0349418_22181152.jpg








d0349418_22182000.jpg








d0349418_22183237.jpg








d0349418_22184241.jpg








d0349418_22185026.jpg








d0349418_22193042.jpg
街の外れに、遥かな熊野灘の煌めきと
道標








d0349418_22204565.jpg






~大聖堂・partⅡに続く~















































第2回プラチナブロガーコンテスト




by kobatetuapril | 2018-01-28 21:44 | 旅行 | Comments(7)
2018年 01月 17日

我が家の三九郎




徳運寺の巨大三九郎(どんど焼き)記事で、若干燃え尽き気味でしたが

我が家のささやかな三九郎についても紹介してみようと思います








d0349418_21532545.jpg
我が家、と言っても、社宅暮らしですから地元行事にはなかなか参加する機会がありません

正確には、カミさんの実家・安曇野市の三九郎です









d0349418_22021953.jpg









d0349418_21551341.jpg
「繭玉」(米粉を練ったもの)つくりの光景です








d0349418_21553224.jpg








d0349418_21564301.jpg





d0349418_21574728.jpg








d0349418_21575738.jpg
ちなみにこの黒いのは、NHK教育でやってる

「ひつじのショーン」

です

クリスマスに、Ama〇onサンタが我が家に届けてくれました








d0349418_22004682.jpg








d0349418_22010218.jpg
洗い物をしていたお義母さんも参加








d0349418_22012321.jpg
熟練の技を披露?







d0349418_22014927.jpg








d0349418_22030965.jpg
作った繭玉を柳の枝に刺します







d0349418_22034085.jpg








d0349418_22035420.jpg








d0349418_22041707.jpg








d0349418_22042694.jpg








d0349418_22044856.jpg








d0349418_22045741.jpg








d0349418_22050584.jpg








d0349418_22071654.jpg
完成~♪

繭玉の樹は、三九郎の日にそなえて乾燥させます








d0349418_22051337.jpg
それにしても、GRはフルサイズだとなかなか撮らない縦構図が多くなる、不思議なカメラです










d0349418_22082020.jpg
三九郎当日

午後4時開始という御触れだったのに、10分前に着いたらもう燃えちゃってました
テンションダダ落ちの三九郎好きパパ
おまけに、正月の故郷帰りでもらってきた風邪のおかげで、発熱&すごい腹痛
内股でカメラを構えます







d0349418_22103634.jpg
この田んぼからは、日本百名山・北アルプス常念岳がよ~く見えました

山好き、こと北アルプス好きの方は「オッ!」って思うかもしれません

話が横道にそれますが、上高地を世界に知らしめた登山家で宣教師のW・ウェストンは

「松本近くから仰ぐすべての峰の中で

常念岳の優雅な三角形ほど、見るものに印象を与えるものは無い」

と称賛し、随筆・「日本百名山」の著者・深田久弥も、その著書において

「松本に数年住みながら、一向山登りに興味を持たない男だったが、

ただ、常念岳には一度登ってみたかった、と洩らした友人がいた

松本平から見た常念岳を知っている人にはその気持ちが分かるだろう

それはわが友だけではない。六十年も前にウェストンが言っている

ウェストンも、やはりその美しい金字塔に惹かれて登ったのだろう」

と記しています

国宝・松本城も、常念岳が最も美しく見える位置に建っており、昔のお殿様の風流を感じさせてくれます

私も、生まれ故郷の長野市に住んでいた頃は、常念岳の名さえ知りませんでしたが

松本暮らしをするうちに、いつしか、出勤の道程でこの山がよく見えるか見えないかで、一日の天気を占うようになっていました

安曇野と言えば日本のふるさと的なイメージを持つ方が多いと思いますが

実は、このシンボル・常念岳が無かったら、安曇野は「単なる田舎」に過ぎなかったはずです








d0349418_22255143.jpg
松本・安曇野の子供たちは、「常念岳の風が育む子供」とも言えます








d0349418_22271536.jpg








d0349418_22275430.jpg
私は異動族なので、いつかはこの安曇野を離れるのだろうけど

我が子には、「常念岳の子供」である誇りを胸に、大きくなって欲しい








d0349418_22302176.jpg








d0349418_22322296.jpg








我が家の三九郎







~未来に続く~
































































第2回プラチナブロガーコンテスト




by kobatetuapril | 2018-01-17 21:46 | 家族写真 | Comments(10)
2018年 01月 05日

2018年・正月










d0349418_21100567.jpg








d0349418_21103371.jpg








d0349418_21104388.jpg








d0349418_21105228.jpg








d0349418_21110298.jpg








d0349418_21111139.jpg








d0349418_21112238.jpg








d0349418_21113915.jpg








d0349418_21115435.jpg








d0349418_21120646.jpg








d0349418_21121956.jpg








d0349418_21122861.jpg








d0349418_21123614.jpg








d0349418_21124527.jpg








d0349418_21131422.jpg








d0349418_21132390.jpg








d0349418_21133326.jpg








d0349418_21134297.jpg








d0349418_21141608.jpg








d0349418_21142420.jpg








d0349418_21163874.jpg








d0349418_21143416.jpg








d0349418_21145009.jpg








d0349418_21172380.jpg








d0349418_21171064.jpg








d0349418_21174503.jpg








素晴らしい一年の始まりに、RICOH・GR

遠くへ行ったりとか特別なことがあったわけじゃないけど、いい正月だったと思います



皆さま、あけましておめでとうございます

昨年は私のまだまだ拙いブログに足をお運び頂き、ありがとうございました

今年も、皆さまに良い写真をご覧いただけるように、頑張ります

よろしくお願いいたします















by kobatetuapril | 2018-01-05 21:23 | 家族写真 | Comments(7)
2017年 12月 31日

鎌倉の息吹~長野市信更「長勝寺」仁王~





長勝寺

という寺がある

善光寺で仁王を撮影して以来、白鳥に勝るとも劣らないほどに「仏像写欲」が高まってしまい

撮影可能な仏像は無いものか、と、仏像関連書籍を読み漁った結果たどり着いた寺である

松本市と長野市を結ぶ国道19号から、県歌「信濃の国」に歌われる、犀川(信濃川の支流)の橋梁「久米路橋」を渡った先の

信更町三水

という地区に建っている

私は生家が長野市で、住居が松本市なので、国道19号を通って帰省する都度、間近を通りかかっているはずなのだが

今回仏像について調べるまで、「長勝寺」はおろか「信更」なる地名があることさえ知らなかった

そもそも、住人でもない限り、訪れる理由を見つけることが難しいような、山間の集落なのだ

長勝寺は、そんな、昔話のイメージをそのままスケッチしたような信更に、忽然と、だが、音も無く佇んでいる








d0349418_23220257.jpg

長勝寺には「仁王寺」という通称がある

うりの仁王は鎌倉時代後期の作と言われている

かの東大寺南大門、大仏師運慶・快慶の仁王が1203年・鎌倉初期の造であるから

それからさほど時を経ずして生まれたということになる

桜の樹に換算すれば、十二分に「銘木」を育てるだけの年月を生きている








d0349418_23281783.jpg

齢に鑑みて、長勝寺の仁王は長野県宝に指定されているが、住まいである門は、歴史に比してやや粗末の感がある

そして、門の奥に本堂は無い。向こうには、犀川を隔てて里山と、さらにその向こうに北アルプスが連なるのみである


言い伝えによれば、対岸の里山に建つ「廣福寺」が飢饉続きの困窮でこの仁王を売却し、車で移動していたところ

仁王の天罰であったのか、牛が倒れ進退窮まった際に、長勝寺の住職が引き取ったのだそうな

だから、長勝寺の仁王門は、今も廣福寺の仏を守るため、長勝寺の本堂ではなく対岸に通じているのだという

地図で確認すると、なるほど、仁王門はまっすぐ廣福寺に向かっており

ほぼ真横に当たる、そっぽを向くような位置に、長勝寺の本堂が建っている

伝説とか言い伝えというのは、眉唾であることは百も承知の上で信じようとしてみると、面白い空想の発見に至ることがある








撮影 全てRICOH GR ノートリ

RAW撮りLr現像



~ 阿形 ~




d0349418_00054398.jpg








d0349418_00073309.jpg








d0349418_00092858.jpg








d0349418_00095836.jpg








d0349418_00104563.jpg









d0349418_00113453.jpg








d0349418_00122477.jpg








d0349418_00130914.jpg








d0349418_00135473.jpg








d0349418_00143192.jpg








d0349418_00151676.jpg

阿形・吽形ともに、背丈は195cmほど

頭部から胴体までは1本の檜の大木により彫られている

その他は仁王像の御多分どおり寄木により造られている

風化が進み、顕わになった継ぎ目に、もの凄まじさをおぼえる







d0349418_00154687.jpg

以前の記事で、善光寺の仁王は信州が誇る近代彫刻の傑作中の傑作と記した

それは今でも間違いないと思う

しかし、方や、県宝とはいえほぼ地元住民にしか存在を知られていないこの仁王の存在感はどうだ

技術やスケールでは善光寺の仁王にはるかに及ばないのに

その気配たるや、シンとした里山に響き渡り、幾山をも越えてゆくような殺気を帯びていた

魅了され、様々な角度から撮影しつつも、いかなるアングルであれ浴びせられる視線に、粟を生じるようであった









d0349418_00161740.jpg

東大寺南大門や善光寺の雄大な仁王門をくぐるとき、そのスケールや美しさにひたすら感動する

一方、この粗末な門を北アルプスに向かって通り抜けようとするときは

ひたすらに、戦慄がはしる

「やられる」という予感が背筋を滑り通る






~ 吽形 ~








d0349418_21431841.jpg








d0349418_21453026.jpg

猛々しい殺気を放っていた阿形に対し、吽形の眼差しは深淵を見つめるように静かである

その静けさが、いかにも人間離れしており、かえって、底知れず怖ろしい








d0349418_21525796.jpg









d0349418_21523011.jpg








d0349418_21535497.jpg








d0349418_21541840.jpg









d0349418_21545707.jpg








d0349418_21550931.jpg








d0349418_21551971.jpg

阿形の右腕がやや淡泊であるのに対し、吽形の左腕は血管が浮き出、筋肉が張り詰め躍動する表情が素晴らしい

本当に、同じ仏師の手によるものなのか、という疑問が生じるほど、この左腕の存在感は際立っている

陳腐な言い方をすれば「今にも動き出しそう」である

長勝寺の仁王が誕生した鎌倉時代は、写実芸術の萌芽期でもあるが

この左腕は、同時代に生まれ今は国宝に指定されている南大門や興福寺の名高き仁王と比べても

全く見劣りしないばかりか、その存在感においては群を抜いている

名門寺院の国宝達が技術と写実主義の煌びやかな結晶であるとすれば、長勝寺の仁王は思念の粋であるように感じる

鎌倉後期という、国史中有数の激動の時代の息吹が、体を吹き抜けてゆくようだ



そういえば、善光寺の仁王も手足の血管の描写が精緻で

そのため、仏師の米原雲海は医学知識を持ち合わせていたと推測されているらしいのだが

もしかしたら米原はこの長勝寺の仁王を見ていたのではないだろうか

世の中に血管の浮き出た仁王は、数多とあるので、その可能性は低いだろうが

近代彫刻の粋たる善光寺の仁王が、今は名もなき仏師による、旅人も通らぬ山里に佇む仁王の影響を受けていたとしたら

大変なロマンである

いや、そもそも、この仁王の作者は「名もなき」と言って差し支えない者であったのか

やはり、とてもそうは思えない

何故、名が伝わっていないのか

何故、鎌倉時代といえば、まともな文化があったのかもあやしいこの地に立っているのか








d0349418_22403572.jpg








d0349418_22405969.jpg





それでは皆様、良いお年を


※頂いてあるコメントへの返答・お礼は年明けにさせて頂きます

ありがとうございました


























































































第2回プラチナブロガーコンテスト




by kobatetuapril | 2017-12-31 13:35 | 風土 | Comments(4)
2017年 12月 19日

GRで仁王をRAW撮影してライトルームで現像してみた

タイトル長っ。

ライトルームを導入してみました

きっかけは、GRにはRAW現像環境が無くて(付属ソフトは使い勝手が悪くて面倒)

また、各種エフェクトが面白いので今までJpeg撮影のみでほぼ満足していたのですが

使い慣れてくるほどに「別のエフェクトで撮れば良かった~」という後悔が増え

「それはそれで面倒くさいな」と思うようになったためです

5DⅢで撮影した写真には、純正ソフトDPP4の性能が充分素晴らしいので、今のところ使う予定はありません

ですから、GRのためだけに、ライトルームを買ったのです

どれだけ可愛がられてるんでしょうね、GR

最近は白レンズ付けてる5DⅢより、安っぽいGRの方が愛おしいと思うことさえしばしばです

ライトルームを使ってみた感想ですが

まだまだ全然使いこなせてませんが「なんだ!この魔法のソフトは!」なのであります

いくらでも露光量補正できちゃうし、ノイズリダクションの効果は凄いし、あんな色こんな色で遊べるし

「ズルくね?」って思うほど凄すぎです

では、ライトルームデビュー戦です

被写体は、迷うことなく、先日も撮影したばかりの

長野県長野市・国宝善光寺の仁王

当日は雪が舞っていて絶好のスナップ日和でありましたが、他の被写体には目もくれず仁王門に向かいました

だって、私は仁王を撮りに来たんだから

余計なものを撮って写欲を消費したくなかったのです

広角単焦点なので、前回と構図がだいぶ被る点はご容赦ください

何しろ、APS-CのF2.8広角ですから、ちょっと角度をつけただけで金網が写り込んでしまうのです






d0349418_22460130.jpg
やっぱり最初はこれ
「吽形」の立ち姿
仏像好きにはたまりません
歴史こそまだまだ浅いですが、誇張無しに、東大寺の仁王にだって負けてません
信州が誇る、仏像の、近代彫刻の傑作中の傑作です








d0349418_22522492.jpg








d0349418_22530755.jpg









d0349418_22532289.jpg








d0349418_22533264.jpg








d0349418_22534194.jpg








d0349418_22535066.jpg








d0349418_22540105.jpg








d0349418_22541420.jpg
気付けばこの右手ばかりを撮っています
この右手の表情一つで、もう圧倒的に「吽形推し」なのです








d0349418_22563453.jpg
一方、「阿形」
吽形推しではありますが、こちらの格好良さも尋常ではありません







d0349418_22571856.jpg








d0349418_22575054.jpg








d0349418_22581452.jpg








d0349418_22582762.jpg








d0349418_22584182.jpg








d0349418_22585456.jpg








d0349418_22590461.jpg








d0349418_22591368.jpg








「ズルい!」とは言いましたが、ライトルーム、導入して良かったと思います

撮る楽しみに加えて、現像の楽しみが飛躍的に増しました

表現の幅が広がりそうです

問題があるとしたら、出来ることが多すぎてDPPより手間がかかるのと

現像にハマりすぎて、いつの間にか時間が、信じられないほど経過しちゃってることくらいでしょうか
























by kobatetuapril | 2017-12-19 21:44 | RICOH GRで撮ってみた | Comments(8)
2017年 11月 30日

社宅にて Part2 ~我が家~









d0349418_22134328.jpg







d0349418_22140190.jpg







d0349418_22141277.jpg







d0349418_22142260.jpg







d0349418_22143295.jpg







d0349418_22144151.jpg







d0349418_22145155.jpg







d0349418_22150115.jpg







d0349418_22151255.jpg







d0349418_22152373.jpg







d0349418_22153463.jpg







d0349418_22154427.jpg







d0349418_22160478.jpg







d0349418_22161328.jpg







d0349418_22162391.jpg







d0349418_22163938.jpg







d0349418_22165129.jpg







d0349418_22170177.jpg







d0349418_22171161.jpg







d0349418_22172181.jpg







d0349418_22173128.jpg




家庭のお供に、RICOH GR




さて、一日の始まりです











by kobatetuapril | 2017-11-30 22:21 | 家族写真 | Comments(2)
2017年 11月 29日

GRで仁王を撮ってみた







ちょっと用事があって長野市に行ったついでに、善光寺参りに行ってきました






d0349418_21290561.jpg

仁王門








d0349418_21325196.jpg








d0349418_21382117.jpg

善光寺の仁王門は西暦1918年(大正7年)建立

仁王像は高村光雲(「智恵子抄」で有名な高村幸太郎の父)と、米原雲海の合作です




~GRで仁王を撮ってみた~


 開始


せっかくですから、全てノートリでアップしてみます








d0349418_21403357.jpg









d0349418_21411030.jpg

善光寺の仁王は、多くの仁王がそうであるのと同様

周りに金網が張り巡らされていますので、GRのレンズを金網に押し当てるようにして撮影します

(上2枚は、フラッシュ撮影して金網をあえて写し込んだもの)

APS-C・28mm・F2.8は、ちょっと気を抜くとすぐに金網が写り込んでしまいます

身長181cmの私が、小さなGRを持って金網に張り付き、神妙な顔つきで構図を模索しているわけですから

観光客は仁王の立派さに感嘆した後、私の様子を見てギョッとした表情で通りかかってゆくわけです

まぁ、気にしない気にしない・・・








d0349418_21462182.jpg

阿形








d0349418_21464935.jpg

吽形








d0349418_21473193.jpg








d0349418_21474202.jpg








d0349418_21483546.jpg








d0349418_21484454.jpg

吽形のこの右手が、とにかく好きである






d0349418_21490950.jpg








d0349418_21491857.jpg








d0349418_21493582.jpg








d0349418_21494469.jpg



あぁ・・・仁王、カッコいいよ仁王・・・











by kobatetuapril | 2017-11-29 22:00 | RICOH GRで撮ってみた | Comments(5)