拙者の写真修行小屋

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2018年 03月 21日

白鳥流し撮り一代記 partⅧ









相変わらず仕事が激務続きで

いらっしゃって下さっている皆様にお礼のコメントを差し上げることも出来ず

大変申し訳なく思っています



今日、私が住んでいる松本では大雪が降りました

こんな日は、久々に家でひたすらゆっくり・・・と考えていましたが

「白鳥流し撮り一代記を完遂せよ」という、冬の神様の声による雪だったのかな、と思い直し

久しぶりに記事を更新することにしました


今回partⅧでは、、今シーズン大本命の一枚をアップします








1月27日

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この冬最強の寒波襲来により、御宝田遊水池の水面に気荒が漂っていた
それは、オートフォーカスが迷いを生じるほどの濃さで
まるで、白い砂煙のようであった








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幻想的、といえば聞こえが良いのかもしれないが
やはり、ピントが合わないことには作品にはなり得ない







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またと無い自然現象というシャッターチャンスが、みすみす通過していった







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流し撮りという撮影技法に徹する以上、「落胆」は禁物であるが
さすがにこの日の朝はその色を隠し通すことが出来なかった
全ての白鳥が飛び立った湖を目の前に
急速に眠気が襲ってきて、しばし帰宅する気力さえ沸いてこなかった








1月28日

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最強寒波と気荒はまだ留まっていてくれた
昨日の悔しさをばねに、集中力を奮い起こした








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手持ち流し撮りでは、寒さによる「震え」は即ミスショットに繋がる
薄い毛糸手袋のみを纏った手をポケットの中で温め
白鳥達が飛び立つギリギリの機を見て手を出し、フルサイズの冷え切ったマグネシウムボディを構え
手が寒さを覚知する前に親指フォーカスを当て、パンを行う
最強寒波は、そのタイミングを一層シビアにさせていた








その時だ








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氷点下11℃の空気が寝返りを打った
これだけの寒さにもかかわらず、どうした訳か、南風が吹き始めたのである
通常、この季節は北風に従い左から右へのパンで群れを追うが
急遽、右からのパンを行うこととなった








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タイトル『白い刻』

ISO-100
F/10
シャッター・1/5秒

ブラックアウトするファインダーの中で
不慣れな左方向パンが群をとらえる、確かな手ごたえがあった
闇の中で、興奮と鼓動を押し殺し、鍛錬を重ねた腰の回転を、ひたすら愚直に行った

水面のさざめきが南風に乗って流れてゆくのを待ち、モニターを確認した

一糸乱れず吹き過ぎる風達が表示されていた








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手前味噌もほどほどにしろ、と言われそうだが
いかに『白い刻』が奇跡的であったのかを語りたいと思う
これは、『白い刻』の第2シャッターのショットである
先頭の1羽に対するパンの正確度は、むしろ『白い刻』を上回っているが
追随する3羽が無秩序に被写体ブレを起こしている
5分の1秒という時間の間に、速度や羽ばたきの大きさに、これだけの個体差が生じる、ということだ
この個体差は、滑空状態に入った群よりも、テイクオフ時の群において、より顕著である


具体的にどのような確率計算式が成り立つのかは分からないが
まず、大前提としてパンが正確に決まること
出来れば一画面に4羽、出来れば5羽以上が収まること
そして、それら個体が、全て個体差を生じずに羽ばたくこと
白色が綺麗に発色するように、曇天ではなく晴天であること
ただし、日の出後では翼の描写が劣化するので、日の出前で、かつ低ISOで撮影できる時間帯であること
水面にはカモなど他の水鳥や浮かんでいる白鳥等、余計なものが写り込まないこと
等々・・・
天文学的確率とまでは言わないが
ちょっとした小宇宙が出来上がるくらいの「偶然」が重ならないと、満足がいく作品にはならない
以前に、ブラックアウトフリーカメラが流し撮りに与える好影響について述べたが
そんな技術革新など、この確率の前では些事なのである




白鳥の流し撮りは、評価が分かれる技法だと思う
実際、撮っている本人でさえ
普遍的な美しさを求めているのか
それとも単にシャッタースピードという、数字との格闘における勝利を求めているのか
分からなくなることがある
止め絵派に対するリスペクトを、憧憬に近い形で覚えることさえある
ただ、ここまで来たら白鳥流し撮りカメラマンとしての矜持を
たとえしがみつく様にしてでも持っていよう、と誓うことにしたのだ



地元安曇野市の「豊科郷土博物館」で、毎年「白鳥写真展示会」が開催される
古くて小さな博物館でひっそりと行われるささやかな展示会であるが
しかし、ギャラリーには、我こそはという白鳥カメラマンの情熱と矜持が渦巻いている

『白い刻』を、この展示会に出展する
仕事が忙しくて引き伸ばしの発注やら額縁・マットの選定やら誠に慌ただしかったが
全紙に引き伸ばされ濃紺色のマットに縁取られた『白い刻』は
一日中パソコンと向き合って疲労した目に燦然と輝いて見えた

ギャラリーのライティングに4筋の風が浮かび上がるのを
仕事着から部屋着に着替え、額縁の前に正座しながら思い描いた











by kobatetuapril | 2018-03-21 23:38 | 白鳥 | Comments(6)
2018年 03月 06日

白鳥流し撮り一代記・2018 part Ⅵ








part Ⅵ



第6回は、「小さく撮ってみた」特集

小さく撮ってみた、とは言うものの、正直、好き好んで小さく撮るケースは滅多に無く

単純に、フルサイズに100-400では焦点距離不足ということである

撮影地「御宝田遊水池」では、キヤノン党の内、かなりの割合が100-400を装着しているが

大多数は7DmarkⅡや80DといったAPS-C機で、フルサイズ機はごく一握りだ

焦点距離不足を補うために、足を使って接近する

白鳥は必ず風上方向にテイクオフするので、風向きが変わる都度歩き回る

接近し過ぎは(自然保護の観点で)タブーなので、慎重に、群の挙動に影響を与えない範囲で動かなければならない

御宝田遊水池で、私ほど目まぐるしくポジションチェンジしているカメラマンはいないと思う








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御宝田遊水池の近くに、「安曇野市立明南小学校」がある
テイクオフした群が右旋回(ほとんどの場合は左旋回)した場合、稀に、この小学校の校舎前を通過することがある
洋風の洒落た校舎で、流し撮りすると絵画的な描写になるので、結構ねらっているシーンだ








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上の写真は1/5秒の描写で、これは1/8秒
このシーンばかりは、シャッターが長ければ良い、という訳ではなく
いくらかシャッターを速めた方が、牧歌的な味わいが出るような気がしている
いつも1/5秒でシャッターを切っていると、1/8秒は、思わず戸惑うくらい速く感じる
流し撮りとしての難易度はぐっと下がり、かなりの高打率となる
ただ、今シーズンは形の良い群がここを通過するシャッターチャンスに、未だ巡り会えていない







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冠雪の山が、朝焼けを反射して赤く染まることを「モルゲンロート」という
スカッと晴れ渡った日にしか見られない(そもそも、晴れていなければ山自体見えない)、それなりに貴重な現象である
これは、常念岳のモルゲンロートを背景にした流し撮りで、めずらしく100ミリで撮影している
さすがに、こればかりは止め絵で撮ったらどうだ?と、自分でも思ってしまう
一応、カスタムモードの「1」を流し撮り用、「2」を止め絵に用に設定してあるが
「流せばいいことあるかもよ?」という囁きに抗い切れず、結局流してしまい、結局、後悔する
まぁでも、迷いが生じるシチュエーションではどちらを選んでもいくらかの後悔は生じるもんだ、と思うことにしている









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これもモルゲンロート・・・の欠片をバックにしたもの
山の前のいい位置を通ってくれることは中々無い
止め絵派カメラマンは、常念岳をバックに撮影することを目的としている
そこに「安曇野の白鳥を撮ること」のアイデンティティとプライドがあるからだ
完全に運任せの世界である。運をとらえモノにするために、弛まぬ努力をしているのが、彼ら止め絵派なのだ
たとえ今日、群れが常念岳を通過しなくても、力を落とすこと無く明日に懸ける、という写欲継続力を要する
一方、流し撮りでは、鍛錬とイレギュラーに動じぬ精神力を要するが、止め絵ほど背景にこだわる必要は無い
(当然、全くこだわらなくていいはずではなく、いい流し撮りのためにはいい背景が必須である)









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雑木林、その向こうに、モルゲンロートの北アルプス有明山という背景
結構レアだが、絵画的な味わいが出るので、ねらっているシチュエーションだ
もうちょっとパンの正確度が欲しかったのと、よそ見をしている後ろから3羽目が惜しい
滑空しながら、こんな風に下を見つめている白鳥が時々いる。何を見ているのだろう?








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ところで、白鳥達がモルゲンロートの最中にテイクオフするのは、これまたレアである
それまでしきりに、騒々しいほどに水面を飛び立っていた彼らが
山が赤く染まったとたんに、しんと静まり返ってしまうのである
絶好のシャッターチャンスタイムが成す術も無く経過してゆき
御宝田に集まった白鳥カメラマンたちが大きなため息をつく
本当に、生態を研究すれば論文の一つでも書けてしまいそうな、気のせいではない事実である









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そうこうしている間に、モルゲンロートはあっという間に薄れゆき









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多くのカメラマンのため息とともに、空気は元の冬色を取り戻す









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背景も何もない大空に舞い上がった彼らを、一応流し撮りしてみる
モニターを見て、「どうしろっての、これ?」と苦笑する
仕方ないので、ライトルームで周辺増光加工してみた










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40羽を超える、凄まじい大群
けれども、これを活かす背景が無い
仕方なく、とりあえず中央に焦点を当てて流してみた
こうして見ると、群が速度も方向も定まらず飛んでいるのがよく分かる
この、白鳥達の意外な統制の無さが、流し撮りを難しくさせている一要因である

「いやー!すごい群れでしたね!ものになりましたか?」
知らないおじさんカメラマンに話しかけられた
「いえ・・・実は流しちゃいまして・・・」とは、なかなか言いにくかった







あまり失敗写真ばかり載せているのも何なので
次回、part Ⅶはちょっと頑張ります
































by kobatetuapril | 2018-03-06 21:29 | 白鳥 | Comments(3)
2018年 03月 03日

気嵐の朝に~大王わさび農場~









白鳥の流し撮り一代記を投稿中だが、一休み代わりに風景写真の記事を書いてみる

白鳥の撮影地・御宝田遊水池から帰宅する際、ちょっと寄り道をすると

大王わさび農場

がある

「安曇野」という場所は、その懐かし気な語感と、常念岳をはじめとした北アルプスの雄大な眺めから

日本人の故郷、的なイメージで全国区の知名度を得ているが

際立った観光場所は意外にもほとんど無く、辛うじて、このわさび農場だけが、知る人には知れている程度である









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その大王わさび農場の隣を、「蓼川」という小さな川が流れている
水源は北アルプスの雪解け水
生まれをたどれば「最も冷たい水」のはずで、水温は真夏でも15℃前後である
だが、伏流を経ているためなのか、真冬では反対に、他の河川と比較して水温は高めになる
その「比較的あたたかな水」が、放射冷却の空気にさらされて発生するのが
気嵐(けあらし)
という川霧
これは、この冬最強の寒波がおとずれた、つまり、最も濃い気嵐が発生した、今年の1月27日に撮影した写真
確か、最低気温は氷点下12℃であったと記憶している








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上の写真は色温度を1000k下げた写真、一方、こちらは800k上げて現像した
前者が好みだが、こちらも捨てがたいと思う








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気嵐はわさび田にも発生しており、畝のパターンにあわせて、昇りたての朝陽を眩しく滲ませていた
わさびという植物は、常に新鮮な水に接していないと、たちどころに枯れてしまうらしい
淀ませず、かつ流れ過ぎず
絶妙のさじ加減をもたらすのが、この幾何学模様なのだそうだ








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立ち上る気嵐が最強寒波にさらされダイヤモンドダストと化し
次から次へと、湧水の水面に舞い戻っていた








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黒色の幕は日除けで、夏季には、わさびの頭上に一斉に張り巡らされる
水が淀んでも、日差しが強すぎても育たない。なんと繊細な植物であることか








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一度、長靴を履いてわさび田に入らせてもらったことがある
幕の高さは身長181センチの私がかなり腰を曲げねば頭を擦るくらいのところにある
腰をかがめる手間と、幕を張る作業効率。それらの折衷がこの高さなのだろう








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ところで、大王は、今日でこそ日本最大級のわさび農場であるが
100年前までは、単なる荒地であったらしい








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いや、「単なる」は語弊がある。そこには「湧水」、ただそれだけがあった
古人は、不毛の大地から染み出る最高純度の雪解け水に希望を見い出そうとした
一筋の可能性は、幾十年も続いた開墾の歴史を経て、安曇野のグランドキャニオンとでも言うべき一大景観を形成するに至った








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精度と効率が飛躍的に増した現代だからこそ、その発想に、スケールに、ダイナミズムに、深い感慨を抱かずにはおれない
気荒の向こうで、昔と変わらず鍬を振るう農夫達に、情熱の幻を見る思いがする








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春は名のみの風の寒さや
谷の鶯歌は思えど
時にあらずと声も立てず
時にあらずと声も立てず

「早春賦」は、作詞家吉丸一昌が安曇野を想い綴ったものと言われており
北アルプス山麓を流れる穂高川の堤防道路には歌碑が立っている
歌碑の隣にはガラスケースに入ったオルゴールがあって、スイッチを押すと、メロディがゆるやかに流れる
同じ堤防の桜並木が開花する頃に、そのオルゴールを聞いてみる
金属音が、いつしか穂高川の川音とハーモニーを奏ではじめ、桜の芽が、スローモーションではじける

話は戻るが、わさび農場のほとりにも桜が植わっている
湧水の水温が、他の川に比して高いからだろうか
早春賦の歌詞とは裏腹に、その桜は安曇野の中で毎年いっとう早く開花するという印象をもって見ている



いつの間にか、そんな心の準備をする季節になった






気嵐の朝に

~ 完 ~















by kobatetuapril | 2018-03-03 20:57 | 風景・スナップ | Comments(8)
2018年 02月 27日

白鳥流し撮りバカ一代記・2018 part Ⅴ










part Ⅴ









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part Ⅳの続きで、後ろ姿特集
テイクオフ後の隊列は縦長になる傾向があるがため
後方からの撮影角度は、真横構図に比べて1画面内に複数羽をおさめやすく、圧縮効果も効かせやすい
顔が見えにくいのはちょっと寂しいが、その分、集の美しさを表現できるシャッターチャンスかもしれない








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下側の暗部は雑木林、上側の明部は淡い朝焼けの空
群が明部側まで上昇してしまうと、翼の描写が弱くなってしまう
そうかといって、背景がすべて真っ黒でも、それはそれで殺風景
明部と暗部の境界。そのあたりを通過するタイミングが勝負時だと思う

ISO50、F値は開放の5.6で撮影できたため、背景の描写がやわらか
隊列の形がもう少し良ければ・・・と思う1枚








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F値6.3
最高速度に達した飛翔で遠ざかるうえ、ほぼ開放の被写界深度なので、ぼけやすい
真横パンであればピントは決して妥協できないが、後ろ姿は、何故かぼけても許せる気がしてしまう







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むしろ、いくらかぼけてる方が好みである









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6羽いる、ように見えるが、実は3羽
斜めパンがうまくいかず、シャッターの途中で派手にぶれたためこのような描写になったもの
テイクオフ後の上昇角度は、風のコンディションによってまちまちなため、予想がしにくい要素である
結局、横・後ろ、正面それぞれ別の難しさがある
ただ、「頭上流し」の難易度だけが、圧倒的に突き抜けている









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失敗写真といえば、これはその最高峰(?)
パンの途中で何らかのイレギュラーが発生して集中力が途切れ
追尾を諦め投げやり的なシャッターを切った場合、こういった写真が時々撮れる
当然、ねらって撮ることは出来ない








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朝焼け色が浸透する空気の中で舞う7羽の群
ほぼノーレタッチ
ピンクのグラデーションと、シルエット調の描写
気に入っている1枚で、来シーズンは狙って撮りたいシーンになった









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上の写真の、第2シャッター
画面下側に現れた太陽に分割測光が過敏に反応して、一気にアンダーになった
画面下側は、パンで伸びた朝陽






part Ⅵに続く











by kobatetuapril | 2018-02-27 21:31 | 白鳥 | Comments(3)
2018年 02月 24日

白鳥流し撮りバカ一代記・2018 partⅣ








では、part Ⅳです





2年前、『対白鳥用決戦兵器』として
EF100-400mm F4.5-5.6 IS Ⅱ USM
を、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した
それまでEF70-300mm F4.5-5.6L IS USMで勝負していたため
写り・AF性能、そしてポジショニングの柔軟化効果は絶大で
今でも、ここ数年で一番の買い物だったと思っている(70-300は現在スナップ用レンズとして活躍している)

そして、今年新たに導入したサブウェポンがある
マルミ光機 可変ND(N2.5~N500)である
PLフィルターさえ使わない私にとって、フィルターに2万3000円は非常に高価であったが
流し撮りをする以上、NDは、地味に、しかし無くてはならないアイテムなのである

当たり前だが、1/5secというスローシャッターを切ろうとする場合
F値が日の出とともに、とんでもない高値に達してしまうからだ
夜明けが近づくにつれて、オートISOが100に達し
さらにF値が11になるあたりでISOを下限の50に切り替えるのだが
それでも、晴天だと、日の出直前頃でF値は13くらい、陽が昇ればあっという間に上限の32に達してしまう
日中ともなれば、いくら無理をしても1/20sec程度を維持するのがやっと、といった感じになり
もはや、「流し撮りのようなもの」しか出来なくなってしまう
だから、以前の私は、朝日が顔を出せばもう撮影をやめざるを得なかった(止め絵を撮ればいいという考えは無かった)
いつか太陽のもとで流し撮りをするのが、ちょっとした「夢」だったのだ
(昔、沢尻エリカのドラマでそんな感じなのありましたよね 笑)

可変NDは、そんな夢をきっと叶えてくれる、と思った






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これが夢にまで見た、太陽のもとでの流し撮りデビュー戦
正確なパンが出来た、という確かな手ごたえがあり、嬉々としてモニターを確認した

違和感があった

何かがおかしい
違和感を確信に変えたくない、という現実逃避にどうにか抗い、拡大表示をした








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正体は、これである
翼に、黒い帯状の「穴」が開いている
やや思案して、それが「白鳥自身の首の影」であることに気づいた
打ち下ろした翼をスクリーンのようにして、影が映っていたのである








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さらに、これは上の写真の第二シャッターの写真
皮肉なことに、正確なパンが持続している
首の影の代わりに、「翼の影」が写り込んでいる
そうでなくても、描写が硬質で優雅さが無い
これは興冷めだ

結局、可変NDはせいぜい「影が出来ない程度に曇っている天気の日中」にしか使えないことが分かった
曇っている日であれば、F値を小さくして描写を柔らかくする効果は得られるだろう

もう一つ欠点がある
「AFが低下する」、ということである
NDにAF機能を低下させるという取り扱い上の説明は無いが、明らかな実感があった
F値を大きくし過ぎた時も、同じような症状がある(特に、動きモノを撮ろうとする場合)
メカ音痴なので理屈は全く分からないが
1/5secを確保するために、ほぼ真っ暗になるほどNDの効果を強めるのだから、そんな影響があってもおかしくはない

今でも可変NDはおまじないのようにポケットにしのばせているが、あくまでも「非常用」である








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やはり、白鳥の流し撮りは、夜明け直前の薄光下でこそ
無理のない設定で、かつ白の美しさを最大限に際立たせることが出来る

ところで、今年の白鳥は例年以上に「早起きである」との評判だ
オートフォーカスも効かぬ暗蒼の時間帯から、全体の3割ほどが飛び立ってしまう
つまり、シャッターチャンスは例年より30%減、ということになる

この写真も、ISO1250という、厳しめの設定で撮った1枚だ
スローシャッターでISOを稼げる流し撮りでなければ、まともに撮影することさえ無理なはずである

正確なパンで追えている・・・という手ごたえに水を差す、テイクオフが遅れた右端の1羽
ただ、こんなことはしょっちゅう(むしろ、イレギュラーが発生しないことの方が稀だ)なので
いちいち残念がっていては写欲が維持できない








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流し撮りの基本は、真横パンであるが
それでも、被写体との距離は連写の間に遠→近→遠と
まるでドップラー効果のように目まぐるしく変化する
いくらか気持ちにゆとりができるとすれば、最後の「→遠」
つまり遠ざかってゆく彼らを追いかけてパンしている時だ








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一応、勝負どころは最初の「遠→近」の部分だと思っている
最後の「→遠」は、まぁ、良く言えば「余韻」、悪く言えば「ついで」のようなものだ
連写を終え、その「ついで」の部分を、コンビニで漫画雑誌を立ち読みするような気分でモニター確認する
めくっては削除ボタン、という、流し撮り撮影においては慢性的となっている動作の中
時々、ハッとするような風を見つける








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まことに、どの角度から見ても完璧な美しさを誇る、北風の化身達である








partⅤに続く












by kobatetuapril | 2018-02-24 22:24 | 白鳥 | Comments(3)
2018年 02月 22日

白鳥流し撮りバカ一代記・2018 partⅢ







ご無沙汰をしております

どうも寒いのが苦手で

苦手な分、お布団にもぐるのが大好きで

お布団の誘惑に負けてブログ更新が停滞しておりました

でも、毎週末の白鳥流し撮りだけは、欠かさずにトライしていますので

何百枚と撮影した写真の中から、個人的に印象的なの(必ずしも成功ショットという訳ではなく)を

掻い摘んでご紹介したいと思います

(撮影枚数が多すぎてピックアップに手間取ってるのも停滞の原因なんです)

では、流し撮りバカ一代記・再々起動です








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向かってくる被写体を、そこそこの精度の斜めパンで追えた一枚
なのだが、翼の描写が弱い
胴体だけが際立っており、優美さが無く、まるで白鳥の形をしたミサイルのようで、殺風景である
毎回同じ1/5秒で撮影していても、光の微妙な加減で、翼の描写は大きく変化する








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一方、こちらはやや曇りの日に撮影したもの
翼の描写が豊かで、淡いが、水面に映り込みもある
隊列の配置も良い
テイクオフの瞬間を、テレ端(400ミリ)で、この大きさで撮影し
かつ、画面内に4羽が収まるシャッターチャンスというのは、実はかなり稀である
まとまった隊列でテイクオフしないのは、もしかしたら白鳥達の、ある種防衛本能なのかもしれない
稀なシャッターチャンスをモノにした、という実感は、ある
が、全くもの足りない
理由は自分でも良く分からない








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朝焼けの空を並んで舞う2羽の白鳥
流し撮りとしては失敗作で、パンの途中で派手に上下ブレを起こしてしまったものである
頭上を通過してゆく被写体の流し撮りは間違いなく最高難易度で、ほとんど成功したためしがない
けれども、何故か憎めない一枚で、もしかしたら正確なパンが出来たものより味がある気がしている
わざわざ失敗写真を撮ろうなどとは思わないが、たまにはこういうのもアリだと思っている








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「頭上通過の被写体」の流し撮りの次に難しいのが、「正面に向かってくる被写体」の流し撮りである
そして、その難易度が絵としての美しさに反映されないというむくわれなさも、正面流しの特徴でもある
白鳥達がこちらに向かって飛んで来た時点でいくらか落胆するうえ
撮影結果を見た時に、こんな風に正確にパン出来ていると、なんだかやりきれない気持ちになったりする
露光間ズーム(いわゆるズーム流し)を行えばいくらか絵になるかもしれないが
残念ながらまだまだそこまで器用にはなれていない








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1/5秒(0.2秒)流し撮りがそこそこの確率で成功するようになった気がしたので
試しに0.3秒にトライしてみたもの
笑うしかない
まだまだ、1/5秒で修業を積む必要がある








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こちらも0.3秒
上空から舞い降りてきた白鳥が着水する瞬間
作品としての出来はともかく
羽ばたきでブレーキをかけるだけではなく、全身を使って着水の衝撃を吸収しているのがよく分かる一枚








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下側の茶色は、葦の群生
上側は夜明け前の薄闇
いくらか追い越し気味のパンで、ミスショットだが
翼の描写が美しく、闇に浮かぶような白が映える
2枚目の成功ショットより、こちらの方が好きである
流し撮りでは、羽ばたきの雄々しさがクローズアップされる
しかし、1/10秒の壁を突き破ると、雄々しさはなりを潜め、さらに時間を増すごとに、「静寂」が夜明けの空間を支配し始める








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水面への映り込みをねらいたいことや、羽ばたきの大きさから
基本方針としてはテイクオフの瞬間をねらうことにしている
それだけだとやっぱり飽きるので、滑空状態に入った群れを撮ることもある
飛行速度は速くなるが、頭部のブレがほぼ無くなるので、難易度はやや下がる傾向である
テイクオフ時よりも群の動向を観察する時間的ゆとりもある
ここ、と思ったところで第一シャッターを切る
ブラックアウトしたファインダーの中で、群の気配を、空想の風を追う
何物にも代え難いときめきがある
私が流し撮りで三脚と照準器を使わない理由が、そこにある
近い未来、デジタルカメラ界はブラックアウトフリーの時代に突入する
実際、SONYは α9でその技術の先駆を成し遂げた
私もいつか、その技術の結晶を手に翼を追う日が来るのだろう
けれども、闇の中で羽ばたきの鼓動を追い求めた情熱は、決して忘れることが無いと思う




partⅣに続く












by kobatetuapril | 2018-02-22 21:34 | 白鳥 | Comments(4)
2017年 12月 24日

流し撮りバカ・再起動

「流し撮りバカ一代記宣言」をしてから早1カ月弱

しかしそれ以降は三脚をかついで高ボッチに登ったり、金網にへばりついて仁王を撮ったりと

「どこが流し撮りやねん?状態」が続いておりました

皆様の中には「拙者の写真修行小屋」はインチキ詐欺ブログだ、などと思われていた方もいらっしゃったかもしれません

弁明をしますと、実は、白鳥を撮ってはいるのです

ただ、皆さまに見て頂くに値する写真がなかなか撮れないだけ

でも、写真はこのところ白鳥しか撮ってないので、このままではず~っと休業状態が続いてしまいますから

やや赤裸々な内容になってしまいますが、現状をお伝えしようと思います

ちなみに、今回アップの写真は、EOS5DmarkⅢがセンサークリーニングで入院中でしたので

スーパーサブ・EOS40Dで撮影したものになります

「弘法は筆を選ばず、でござるよ。むふふ」

などと言ってみたいものですが、やはり5DⅢレベルのAFが無いと苦しかったですね

修行を通りこして苦行でありました。発色だけなら今でも光るものがあるんですけどね、40Dも





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まず、「5分の1秒とはどんな世界なのか」について、です
流し撮りの心得がある方が、この写真を見ると、あることに気づくことと思います
それは、「胴体の歩留まりは良いのに、頭が激しく被写体ブレを起こしている」といこうとです
つまり、正確なパンが出来てさえいれば作品になる、という訳にはいかないのです








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次にこちらの写真ですが、メインの一羽にはほぼ完璧に相対速度合わせが出来ています(頭部のブレは別問題)が
他の3羽には速度が合っていません
それだけ、飛行速度の個体差があるっていうことなんです

正確なパンが出来ていても
頭部が被写体ブレを起こす
飛行速度には個体ごとに相当なムラがある

撮影技術は大前提でありますが、その大前提に多大な「運」が作用しなければ作品になりません
それが、5分の1秒という世界です

シャッターを10分の1秒とか20分の1秒とかに設定すれば「運の比率」は下がります
はっきり言って、10分の1秒程度であれば、私は相当な確率で流し撮りを成功させることが出来ます
でも、相当な確率で成功できるものに、貴重なカメラマン人生を費やしたくありません
10分の1秒などという、被写体ブレに毛が生えた程度の流し撮りで満足したくない
無理かな・・・と思え、くじけそうになっても
0.1秒の露光時間を伸ばすために、自分自身の中でしのぎを削りたい
ブラックアウトするファインダーの中で、0.1秒でも長く、彼らの美しい飛翔を感じたい
ロマンって、そういうもんだと思うんです








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上下ブレは無いが、相対速度合わせが上手くいかなかった、という時、このような写真になることがある
絵的(柄的)には面白いかもしれないが、これを作品と認めてしまっては単なる甘えである








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流し撮りのシチュエーションごとに難易度のランキングを付けるとしたら
5位:遠ざかってゆく被写体
4位:真横を通過してゆく被写体
3位:斜めパンを要する被写体
2位:こちらに向かってくる被写体
そして1位は、頭上を通ってゆく被写体、である
地球の丸さを否が応にも思い知る瞬間だ
ただ、背景が空色一色となるので、流し撮り表現としてはスピード感がそれほど感じられず
難易度の割には見返りが少ない








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一桁分の1秒の流し撮りでは、スピード感に加え「耽美さ」が求められる
上の写真はその点において、現在今シーズン最高の出来である
が、惜しむらくはピンを外している






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白鳥は、飛翔の前に相当な気配を発する
そのため、テイクオフのタイミングを掴むのは比較的容易である
が、どの個体が群の先頭を走るのか、そこまでは分からない
だから、最も強く気配を発している個体にねらいを定め、先頭になることを祈るのだが、予測は滅多に当たらない
そうかと言って、テイクオフ後にターゲットをチェンジすることは出来ない。パンが乱れるからだ
そんな時は、まるで競馬のレースが最後の直線に差し掛かった時のように
差せ!差せ!
と念じながらパンするわけであるが、あともう少しのところで差し切らない
はずれ馬券が宙に舞うような気分である


~ 流し撮りバカ一代記・次回に続きます ~

















第2回プラチナブロガーコンテスト




by kobatetuapril | 2017-12-24 23:00 | 白鳥 | Comments(9)
2017年 12月 02日

2018・流し初め








私は、動く被写体(モータースポーツは除く)の撮影にはこだわりを持っているつもりです

そして、その中でも、ある意味突き抜けてこだわっているのが

『白鳥の流し撮り』

です

昨年は安曇野市で鳥インフルエンザ騒動があり飛来地への進入禁止措置があったため撮影できませんでしたが

その鬱憤を晴らす想いで、今年は始動を早めに行い、12月第一土曜日の今日、出撃してまいりました

私が白鳥の撮影を行っているのは安曇野市明科にある「御宝田遊水池」です

多い年には数百羽の飛来がありますが、今年はまだ、たったの13羽

一つの群が概ね4~5羽以上から、といった単位ですので

飛翔シーンをねらえるチャンスは、たったの3回しかありませんでした

現在、私の白鳥流し撮りスキルの限界値は

5分の1秒

です

三脚や照準器は使いません。腰の回転のみで相対速度合わせを行います

照準器の使用は流し撮りの楽しみをスポイルしますし

三脚は、そもそも白鳥の飛翔が単純な横パンではないので、使いものにならない、と、私は思ってます

シャッターは、はっきり言って、20分の1秒程度であれば、止まってるモノを撮るような感覚です

しかし、流しの美しさが際立ってくるのは、最低でも10分の1秒からです

それより速いシャッターでは、被写体ブレに毛が生えた程度の描写にしかなりません

ですので今回は、シャッターチャンスが少なく、また、試運転ということもあり、さすがに限界値ではありませんが

6分の1秒

で撮影してきました

いずれもノートリでアップします






1回目


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EF100-400mm F4.5-5.6 IS Ⅱ USMのテレ端で撮影
後ろ2羽に意識を集中させてパンするべきところ
先頭を行く灰色の若鳥に気を取られ、構図が乱れてしまった
パンの安定度は及第点だと思う








2回目


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こちらもテレ端
1回目の反省点を活かし成鳥に意識を特化できたまでは良かったが
先頭の若鳥の頭がカットされたのが痛い
パンは安定しているが、頭部の揺れ等、テイクオフ時ならではのブレが目立つ
これはシャッターを一桁分の1秒に設定した時ならではの苦悩ポイントである
テイクオフ時、白鳥は体全体を使って羽ばたくので
正確なパンさえしていれば整った絵になる、という訳にはいかないのである
正確なパンは大前提で、そこに、被写体が上下等ブレを起こさない、という
が、まことに多大に関わってくる








3回目(この日最後のテイクオフ)


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やはりテレ端
その「運」が働き、頭部の描写がだいぶ整ったものになった
斜めパンも安定している
が、画角が狭すぎた
最後尾の1羽が切れていることは問題ない(かえって、良い)が
空色と白鳥の飛翔を映し込んだ水面が、もっと入っていればよかった
安定はしているが、絵に面白みがない






どうも、テレ端使用が良くない結果を招いているように思う

次回は、250mmくらいで、トリミングも視野に入れた撮影をしてみようか







ということで、白鳥が北帰行するまでのしばらくの間、「拙者の写真修行小屋」は

流し撮りバカ一代記

みたいなブログになりますが、どうかお付き合いを頂けましたら幸いです




















by kobatetuapril | 2017-12-02 22:37 | 白鳥 | Comments(7)
2017年 07月 14日

姫川銀河~姫川源流のニリンソウ~

一週間ほど前に過ぎてしまいましたが
七夕つながりで、姫川源流の星々の様なニリンソウをアップしてみます


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シダ植物との
透過光同士のコントラストが美しい


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以下は、F値32で撮影した、超絶被写界深度写真です

陽の加減によって
渦巻く銀河のように見えたり

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天体図のように見えたり


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そしてシダの向こうを漂う
天の川のように見えたり


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皆様、今年は何をお願い事しましたか?


~ 姫川銀河 ~


塩の道に続く
















by kobatetuapril | 2017-07-14 22:19 | 風景・スナップ | Comments(0)
2016年 06月 14日

カキツバタ・礼讃~居谷里湿原・親海湿原初夏~


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初夏
緑深まる躍進の季節
居谷里湿原に訪れる、美の最高到達点
カキツバタの
比類なき紫

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飛鳥の昔より、この国は「紫」を最も高貴な色と定めてきました
紫色の花は数あれど、カキツバタの佇まいは
そんな倭の遺伝子を呼び覚ましてくるものの様に想います

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時を同じくして居谷里を彩るもう一つの色が
サワオグルマの黄色
紫を最高位とする倭
その遥か彼方・大陸では
黄色は、皇帝にのみ許された色だったといいます
居谷里の初夏は、まさに双璧の貴が輝く季節です

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緑の海に浮かび上がるそれを、「星の海」のようだ、と思いました
鳥の声が、瑞々しく、果てしなく
霧の中の銀河を渡ってゆきました

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紫黄競演

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一週間後・親海湿原

居谷里に比べて規模こそ小さいですが
ここ親海には、その名のとおり
こじんまりとしていながらも優しさを感じさせてくれる雰囲気があります

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この木道を作ってくださった方に感謝したいと思います

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カキツバタ・サワオグルマと共に
ワタスゲの仲間「サギスゲ」
が咲いておりました
親海湿原の主役の「白」といえばそれはやはり「ミツガシワ」なのでありますが
この花の控えめな様子も
去りゆく初夏への名残惜しさを助長させるようで
愛おしいと思います

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陽が昇ってきました

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~カキツバタ・礼讃 完~

駆け抜ける季節の到来

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by kobatetuapril | 2016-06-14 17:25 | 風景・スナップ | Comments(2)