拙者の写真修行小屋

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2017年 07月 30日

其は、春の終わりか、夏の始まりか~美ヶ原高原・レンゲツツジ~

松本市から美鈴湖を経て美ヶ原高原に至る
美ヶ原スカイライン
その途中にある、袴越群生地

ここのレンゲツツジが咲くと
約一週間後には美ヶ原高原頂上付近が盛花期を迎える

早朝、冴えない光線状態と霧に失望し帰ろうとした矢先に見えた光景

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もしや、と思い、「思い出の丘」に登った
信じられないような雲海が広がっていた
あぁ・・・最初からこちらに来るんだった

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翌朝の再トライ
雲海は見えなかったが、滝雲と淡い朝焼けの彼方に
うっすらと北アルプス

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帰り道、袴越群生地に立ち寄った
期待していた霧は出ていなかったが、小梨とレンゲツツジのコラボが見れた

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2週間後・美ヶ原頂上付近
一週間来れなかった、そのわずかな間に、花期は過ぎ去ろうとしていた

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さらにその3日後
まともに咲いている花を見つけることさえ難しい状況

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レンゲツツジが咲き始める頃は、春が終わるのだな、と想う
そして、多くのレンゲツツジが散りゆく中、やっと咲いている花を見つける頃
あぁ、もう否定のしようもなく夏なのだな、と想う


~ 其は、春の終わりか、夏の始まりか ~

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~    完    ~





by kobatetuapril | 2017-07-30 22:09 | 風景・スナップ | Comments(0)
2017年 07月 21日

6月の森~あがたの森・初夏~


あがたの森・6月
快晴の陽
新緑が深緑に移ろう頃

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暑いのは苦手です
だけど、肉眼でもゴーストが見えそうな強い陽と
駆け寄り求めたくなるような、濃い影が好きです
天気予報が30℃を超える度に、汗まみれの明日を想いウンザリしつつも
憎めない
どこか待ち遠しい
愛しい季節
それが、夏という日々





by kobatetuapril | 2017-07-21 22:52 | あがたの森 | Comments(0)
2017年 07月 20日

紫・礼讃~居谷里湿原・サワオグルマ・カキツバタ~

序曲・リュウキンカの輝きが鳴り終えると
いよいよ居谷里の舞台に主役が登場

サワオグルマの黄色
そして、カキツバタの紫

その昔、紫と黄は大陸においても、我が国においても
貴人のみが身に着けられる色であったという
高貴に彩られる、居谷里の盛春


始めに咲くのはサワオグルマ
タンポポを小さくしたような地味な花が
しかし、草原の天の川の如く咲き乱れる

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美ヶ原高原のスターフラワー・レンゲツツジの姿も
同高原ではこの一月後に花期を迎える

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圧倒的な深緑

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古代の絵の様なシダの大群生
レンゲツツジを点景に、F32で撮影してみた

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サワオグルマの盛花期が過ぎる頃
待ちに待った霧が出た

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陸上競技のリレーのように
紫へのバトンタッチを終えた黄が、しばらく並走をする
居谷里の美がピークに達する瞬間である

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夜明け直前の頃
シダの森で逢引する高貴な2輪

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霧越しに訪れる朝

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紫・礼讃

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~ 完 ~




















by kobatetuapril | 2017-07-20 22:28 | 風景・スナップ | Comments(0)
2017年 07月 18日

紫への序曲~居谷里湿原のリュウキンカ~

大町市・中綱湖のオオヤマザクラが多くのカメラマンを惹きつける頃
実は、すぐ近くにある居谷里湿原では水芭蕉がひっそりと見ごろを迎え
そして、やはり多くのカメラマンの記録に収まらないまま散ってゆく

今年の私も、そうやって居谷里の水芭蕉の花見ごろを逃した
中綱湖を撮るために、あえてスルーしたのだ、と言えば、いくらか気がまぎれるが
やはり、もったいないことをした、とも思ってしまう
体が2つあればいいのに・・・
そんな風に考えるカメラマンは多いのではないだろうか

中綱湖の撮影から一週間後の中綱湖
多分、もう水芭蕉は散ってしまっているだろう
予想しつつも訪れた居谷里湿原
薄い霧の中、山桜が咲いていた

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中綱湖のオオヤマザクラよりは遅く
その周りの八重桜よりは早い
そんなタイミングだ

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そして、リュウキンカの姿

安曇野市では、写真家にして昆虫研究科である「田淵行男」記念館の
庭に咲くことが知られており、毎年、ソメイヨシノ開花前頃の地元新聞分季節欄をそっと飾る
その花期は、福寿草よりは遅く、梅や桜よりは早い
だから、私は「田淵行男記念館にリュウキンカの咲く」の記事を見ると
いよいよ春到来だな、と思っている

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ところが、居谷里では、そのリュウキンカが、桜のピークよりも
さらに遅い時期に花盛りをむかえる
安曇野市と大町市は松川村・池田町を隔ててほぼ隣り合う地域であるが
生態系の見せる季節感にはずいぶんな違いがある
ちなみに、上の写真でリュウキンカの前に繁殖している大きな葉は
水芭蕉が散った後の姿である

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正直、この花をしげしげと眺めたのは、写真を撮るようになって以降
初めてだったかもしれない
新聞記事で見る姿は、これまではあくまでも季節感の目安でしかなかった
「これが咲いたということは、そろそろ梅が咲くのであろうな」
その程度の存在だった

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そんな花が、霧越しの日の出を浴び
朝露を纏った草と競い合うように、素晴らしい光を放っていた
今年撮影した桜の記録の、いずれにも劣らない美しさだと思った
めずらしく慎重にハレ切りを行い
光芒の描写が強くなりすぎないように絞りを調節した


半月後、居谷里ではいよいよ「主」と呼ぶべき群生が開花する
水芭蕉もリュウキンカも、いわばその序曲にすぎないが
単に「露払い」と表現するには、リュウキンカの黄色はあまりも輝かしった


~ 紫への序曲 ~


~ 完 ~










by kobatetuapril | 2017-07-18 22:37 | 風景・スナップ | Comments(0)
2017年 07月 15日

海(故郷)へ~親海湿原のミツガシワ~

姫川源流の隣に「親海湿原」という小さな湿原があります。
小さいけれども、春から秋にかけ、絶え間なく
カキツバタをはじめとして、ゆうに30種を超える花々が咲き誇る
信州屈指の湿原です

その幾多の花の中でも、氷河期の生き残りと言われている古代花・「ミツガシワ」の群生は
親海湿原の、まさにハイライトをかざるものです

湿原は、霧が出ていなければ絵になりません
通うこと3回目、花期も去ろうかというギリギリのタイミングで
ようやく霧に巡り会うことが出来ました
写真の神様に感謝

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撮影地には未明に入り
ISOと被写界深度が許容点に達し次第、迅速に開始します

霧の空に浮かぶ月
地上には星々の様なミツガシワの大群生
柴咲コウの「月の雫」を思い浮かべていました

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モルゲンロートの頃

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それは、霧越しに、ゆっくりと地平に降りてきました


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窪地の様な湿原に、朝の光が差し始めていました

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ゆっくりと、影を浸食してゆく朝

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そして、ハイライトの刻

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新緑は、かく目覚めし

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朝露の蒸発
眠っていた羽虫達が一斉に舞い始めていました

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この親海湿原のすぐ隣を通り、松本市と新潟県を結ぶ「千国街道」は
その昔、塩を運ぶための要路「塩の道」であったといいます

さらに大昔の話になると
安曇野の人々、つまり安曇氏は「海人族」であった、という説があります
実際、古事記では、信濃国の三宮・穂高神社の祭神・穂高見命は
海神・綿津見の子であると記しています
だとすれば、彼らは、故郷から幾山も越えた、はるか白馬の地で
新緑の中に、ワダツミのあげる飛沫の様な、このミツガシワの群生を見て
行方さえ知れぬ旅路の中で何を想ったことでしょうか


~ 海(故郷)へ ~


~ 完 ~






by kobatetuapril | 2017-07-15 13:08 | 風景・スナップ | Comments(0)
2017年 07月 14日

姫川銀河~姫川源流のニリンソウ~

一週間ほど前に過ぎてしまいましたが
七夕つながりで、姫川源流の星々の様なニリンソウをアップしてみます


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シダ植物との
透過光同士のコントラストが美しい


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以下は、F値32で撮影した、超絶被写界深度写真です

陽の加減によって
渦巻く銀河のように見えたり

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天体図のように見えたり


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そしてシダの向こうを漂う
天の川のように見えたり


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皆様、今年は何をお願い事しましたか?


~ 姫川銀河 ~


塩の道に続く
















by kobatetuapril | 2017-07-14 22:19 | 風景・スナップ | Comments(0)
2017年 07月 09日

城下町皐月~金沢~

タイトルに「皐月」と入れた時点で
もう2カ月も前の話か・・・と思ってしまったわけですが

ゴールデンウィークに、金沢に行ってきた時の写真です
撮影目的の旅行ではなくて、子供を新幹線E7系「かがやき」
に乗せてあげるのがメインの目的でありましたので

今回アップするのは、カミさんに「お願い、写真撮らせて」
と泣きを入れて撮らせて頂いたものです


~近江町市場~

金沢に着いたのは丁度お昼頃でした
山国の人間は、海辺の町に来ると条件反射で「海鮮丼」
食べたくなるのですが、やはりGW、どこも1時間2時間待ちはあたりまえ
その待ち時間の間に撮った写真です

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~夜の東茶屋街~

当日は大雨で、海鮮丼を食べ終わる頃には疲労困憊状態
ホテルで子供を寝かしつけた後、東茶屋街に行ってきました。
昼間の喧騒もいいものですが、しんとした夜の雰囲気も素敵でした

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東茶屋街は何度も来たことがありましたが
芸妓さんのお姿を拝見したのは初めてでした

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いかにも「一見さんお断り」と言った感じの
お店に入ってゆかれ、しばらくすると
三味線の緩やかな音色が聴こえてきました

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~長町武家屋敷跡~

1泊2日の駆け足旅行
帰りの電車の前に、武家屋敷跡に行ってきました

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サツキの花と加賀友禅
私は、まだ実物は見たことが無いけど
友禅流し
という言葉を聞くとき、何と美しい響きの日本語なのだろう、と思います
伝統っていいな、と思うのです


~駆け足終了~


















by kobatetuapril | 2017-07-09 00:24 | 風景・スナップ | Comments(0)
2017年 07月 05日

田植えの頃

「静の桜」で、本当の本当に「桜」はおしまいです
ブログタイトル、「拙者の季節外れなフォトブログ」とかに変えようかな・・・



池田町
はい、のっけから宣言撤回の桜です
葉桜に変わりゆく、ギリギリの頃に撮影しました。
桜と代掻きの田、初めて撮れました

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大町市美麻の棚田

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「あらよっと」
という掛け声が似合う、見事な田植え機さばき

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松本市保福寺町
松本市街地から見る槍ヶ岳は、常念岳の左側に見える
けれども、ここから見る槍ヶ岳は常念岳の右側
常念岳のシルエットは、松本城方向の角度が最も美しいと思っていたが
ここからの眺めも捨てたものではない
犬の散歩をしていた女性が「あら、こんなところで写真なんてめずらしいわね」
と言って通りすぎていった

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松川村
大糸線と夕焼けの、そして、代掻き後の水鏡のコラボを夢見て、行ける時は足しげく通った
が、3000メートル級の北アルプスが夕焼けを阻む
ようやくそれらしいのが撮れたのが、田植え直前のこの時だった

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列車のダイヤは固定でも、日没と夕焼けの時間は
この季節、如実に、目に見えて遅くなる
ある一定の期間を経過すると
列車は、夕焼けを追いかけて、次の駅まで走り去っていってしまった

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see you next year


by kobatetuapril | 2017-07-05 20:38 | 風景・スナップ | Comments(0)
2017年 07月 03日

千年の逢瀬~大町市美麻大塩・静の桜~

え?まだ桜で引っ張っちゃいます?
まぁ、どうか、そんなことはおっしゃらず

大町市美麻
中山高原の菜の花畑・蕎麦畑で有名な場所ですが
そこの「大塩」という小さな地区、に伝説の桜が生きています

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静の桜
「静」とは、源義経の愛妾の白拍子・「静御前」のことである
国内を二分した源平の大戦にて、無双の活躍をした源義経であったが
兄・頼朝の嫉視に追われ、奥州に落ち延びることとなった
その道のりは、例えば能登半島の天晴らしの岩などがカメラマンの間でも有名である

さて、静御前と言えば義経最愛の妾であるが
この桜が伝える伝説によれば、彼女は義経が追われた後、彼のぬくもりを求めて
母親の磯禅師と共に奥州への長い長い旅に出ることにしたのだという

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「奥州」と「大塩」似ていなくもない地名である
彼女らは、奥州と、ここ信濃の国の山奥「大塩」を聞き間違えていたらしい
長い旅路の果てに大塩の空の下に立った静御前は
ようやく愛する九郎殿のもとにたどり着いたのだ、と
喜びとも疲れとも知らぬ感情が押し寄せ、とうとう倒れ伏してしまった

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その時、静御前がついていた桜の木の枝の杖が
地に根付き、今日の大木になったのだという

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樹齢は800年と言われる
幹回りは何と8メートルにも及ぶ大樹である
義経が亡くなったのが西暦1189年であるから
全く時代が合わないというわけでもない

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ところで、ごらんのとおり、この樹は「静の桜」の名を冠するも
ソメイヨシノなどの桜とは異なる、「イヌザクラ」という種である
しかし、ソメイヨシノもこのイヌザクラも
バラ科サクラ属
という同属であるのだというのだから意外だ

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花はいわゆる「桜」とは似ても似つかない
白く、小さく楚々としたもので
実際、この樹の観光案内には
「望遠鏡で見ると花の形がよく分かります」
などと書かれている

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【吉野山 峰の白雪ふみわけて 入りにし人の跡ぞ悲しき】
【しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすもよしがな】
義経の兄・頼朝に捕らえられ
鶴岡八幡宮にて命がけの舞にて唄った、静御前の歌である

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千年の巨木に、ボタ雪の様な紋様でむす苔に
雪深い奥州で再起と、そして再会を願っていたであろう源義経を想った
その傍らで、楚々とした白く小さな花を咲かす新緑に
幾山を越えてでも愛しきものと抱きしめ合う日を夢見た静御前を想った


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「奥州と大塩を間違えた」
そんな馬鹿な、と言いたくもなるが
いくら大昔でも、何のゆかりも無いところに煙は立つまい
そう思った方が、ロマンチックである
信じてみたい、と思う

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美麻大塩
素朴な村に細々と残る伝説が
古の人の思いの強さを、今に伝えている


千年年の逢瀬


~ 完 ~









by kobatetuapril | 2017-07-03 22:00 | 風景・スナップ | Comments(0)
2017年 07月 02日

道祖神と桜~池田町・某所~

「安曇野」そう呼べる北限が、前回の中綱湖で
その桜の終幕の頃から、今度は八重桜前線が北上します
八重は、桜にあって桜にあらず
そんな気がします
緑の芽生えがそう思わせるのでしょうか

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池田町・某所
道祖神の脇に一本の八重桜が立っています
正直、自宅からここまで来るのはちょっと大変ですし
格別の風景である訳でもないのですが
春の終わりはここに来てこそ、という思いがあるのです
なぜか、「今頃あの八重はどのようであろうか」
そんなことを想い、ついつい通い詰めてしまいます

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道祖神は、「双体道祖神」という、男女が並んだもの

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タンポポの綿毛

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満開のヤマブキ

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ギリギリ残っていた枝垂れ桜とのコラボ

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ああ・・・春が終わってしまうのだな


道祖神の桜


~ 完 ~











by kobatetuapril | 2017-07-02 21:50 | 風景・スナップ | Comments(0)