2020年 07月 24日
フロントスプロケのカバーを外します いつも大活躍のベッセルのTバーですが、今回の出番はここだけ 私はダイソーの精密マイナスドライバーを楔の要領で金槌で打ち込んで持ち上げました ダイソーの工具は、耐久性を求めなければ結構使えます 特にロッキングプライヤーはオススメです タイラップ(これもダイソー製)を2~3本つなげてフレーム等にとおし、ブレーキペダルに巻き付けて引っ張ります ギアはローに入れます スプロケナットの締め付けトルクが95Nmと高いので こうしておかないと外すときにスプロケ(タイヤ)が回ってしまうんですね 呆気なく外れました(馬鹿力) すごい方減り。尖りぶりも凶悪。 風車みたい。風車の弥七みたい。 (Kobatetuは「うっかり八兵衛」キャラですけどね) 周りはルブの飛び散りでギトギト いい機会なので汚れを落とします 一般的にはピンの頭のカシメはグラインダーで削るみたいですけど・・・ そんなものは持ってません。 男は黙ってヤスリ! です ¥1,240 made in Japan 1分でこの状態になりました。充分ですね たったこれだけのためにグラインダーを用意して電源を引っ張ってきて…とか お金と時間の無駄です。全く必要ありません ただし、この工程はやっておかないと後述するチェーンカッターのピンが折れますので必須です 「やらなくてもいい」という選択肢はありませんのでご注意を! ピンにピンをあてがって押しこくる感じ なんか卑猥 一番手前のハンドルをぐるぐる回して、ピンをチェーンのピンに押し当てます 天気が良すぎてコントラスト高すぎ写真 なぜこんな久々のツーリング日和に整備なのか もう少しで貫通じゃわい (悪代官風) このチェーンカッターはAmazonでは酷評の嵐ですが 私は困ったり壊れたことはありません ちゃんと下ごしらえ(カシメの削除)をして、あてがうべきところにあてがえば、しっかり機能します 私の血液は不味いらしくて、家族と一緒にいても私だけは刺されないのですが ここの蚊は見境ありませんねぇ WR250R最大締め付けトルク(125Nm)のアクスルナットを、スピンナーハンドルで力任せに回します バイク整備の中で、この瞬間が一番気分爽快です よく、オフ車整備ではスタンドの代わりにビールケースを使うという話を見ますが 専用品を使った方がいいです 無駄な苦労はしない方がいいですし、整備のモチベーションの上がり方も段違いです スタンドはチェーンの注油やオイル交換など高頻度メンテでも必ず使いますから。 私が使ってるのは 中華製スタンド Amazon価格¥5,590です。 こちらも3.5点/5点という散々な評価の製品ですが 何百回使っても壊れてませんし、ダンパー付で使いやすくていい製品だと思います 難を言えば、天板の回転をとめるストッパーが弱いのと 天板が若干グラつくことです オイル交換に使用する場合は ①シートの上に水準器(スマホのアプリでできます)をシートの上に乗せて ②サイドスタンドの下にゲタを噛ませて水平を出す と、正確なオイル量を注入できます ヌルヌル・・・スポッ! (んん~ぎもちいぃ~♡) バラさずに、このように組んだ状態で置いておくと、無くしませんし組みつけも楽です 台は、ホームセンターで角材を買って自作したもの だいたい1辺45cm、高さ10cmくらいで丁度いいものが作れます(四角形の中は空洞です) タイヤ交換にも使います(むしろタイヤ交換がメイン用途)ので、使用頻度が高いアイテムです 作成の際は電動ドライバーを持ってなくて、ねじ回しでスクリューをねじ込んだのでメチャクチャ疲れましたが さすがに格安でした。多分2,000円かかってません 裏側のナットをメガネレンチで押さえつつスピンナーハンドルを片手で回さなければならない上 ボルトが固着してて結構力が要りました (こういう言い方したくて仕方ないらしい。てか、回すってどんなやねん) 浅いとこんな風にナメてしまいます TONEの工具は高品質なので、工具側がダメになることはありませんが それだけに、しっかり挿入しないと痛い目に遭います (もういいって) 特にこの工程では片手でスピンナーハンドルを回すのでより注意が必要です 純製品です 輪郭の黒色はゴムで、どうも消音目的らしいです サメの背びれのよう これ、もう凶器ですね ナット ワッシャプレート この際に総替え フロントスプロケはノーマルと同じ13丁です 取り付は スプロケ、ワッシャー、ナットの順番 本当はこの工程はチェーンを巻いてから行った方がいい(スプロケが回ってしまうので)のですが 幸い回らなかったので、そのまま締めてしまいました 締め付けトルクは95Nmです 締め付けに別売りのボルト が必要になります (純正のボルトの流用はできません) 今回、リアスプロケを純正43丁から46丁にし、若干ショートに振ってみました 私は、世間で言われるほどWR250Rの低速トルクに不満を持ってはいませんが (低速は、以前乗ってたKLXの方がよほど貧弱でした) 単なる好奇心です。あまり劇的に変わって舗装路ツーリングがめんどくさくなってもいけませんので 本当に、「若干」です メーカーの売り文句は ‘‘耐摩耗性を考慮し、あえてスチール素材を採用‘‘ ‘‘圧倒的な耐久性を誇るスプロケット‘‘ アラやだ、固くて高耐久って・・・ステキ♡ 私はオフ車(トレール)に求めるのは 「無事之名馬」 なところですので、耐久性は軽量化以上に重要ファンクションです 新品の美しさにもウットリですが、よくこんなになるまで使ってたな~という感慨がちょっと上回ります(笑) トルクレンチは私の工具箱のスーパーエース(笑) (名前長すぎワロタ) これ以上の大トルク(40-200Nm)は にお任せ(アクスルナットやリンクにしか使いませんので、こちらは安物)
by kobatetuapril
| 2020-07-24 22:29
| バイク整備
|
Comments(8)
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sarutv2 at 2020-07-25 06:27
おはようございます。
大変な作業なのに、細かく写真撮影して作業を実施。 取り扱い説明書のようです。 きっと、几帳面な方なんでしょうね。 自転車にも応用できそうな..........
1
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aryy2349 at 2020-07-25 10:12
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jinsnap_2 at 2020-07-26 06:51
こんにちは。
弊方blogへのコメント感謝です^^ そのコメントの返信にも書きましたが、わたし、大昔はバイク乗りでしたw こういう作業も日課のようにやってました。 夏の時期には暑さと蚊と戦い、冬に時期は凍える寒さにかじかむ手にハーハーと息をかけたり手をすり合わせたりしながら整備した思い出の数々。 懐かしい...。 これからも拝見にうかがいます。 今後ともよろしくお願いいたします。
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kobatetuapril at 2020-07-26 21:05
> sarutv2さん
ありがとうございます。 手を油まみれにしながら、買ったばかりのGR3で一生懸命撮りました(笑) サービスマニュアル(取説)は素人向けではなく、 また、ネットにある情報も意外と要点を端折っているものが多かったので、 私が昔初めて作業した時に苦労したことを振り返って綴ってみました。 もし今後WR含めオフ車の初心者のライダーがこのブログを見つけてくれて 参考にしてくれてら嬉しいなぁ、と思って。
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kobatetuapril at 2020-07-26 21:07
> きったしょうさん
こんばんは。 もう、バイクのことばかり考えて生きてますから(笑)。 バイク乗らない人にとっては「なんのこっちゃ?」な内容だと思うのですが 熱(というか、愛(笑))がお伝え出来たのであれば幸いです。
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kobatetuapril at 2020-07-26 21:15
> jinさん
こんばんは。 ありがとうございます。 TZですか~(250ですよね?) 私のバイク歴はもうすぐ20年ですが、2ストは世代的に触ったこともありませんので、 現役で、しかもレースまでなさっていたとは本当に羨ましいです。 今のバイクは色々ごちゃごちゃ付加されてどんどん重くなる一方ですからねぇ… 私はオンロードレースっぽいことといえば、オフ車にオンタイヤ履かせて ジムカーナっぽいことやってたくらいです。 整備は、エンジンまではいじれませんね。日常整備プラスアルファまでです。 もし今後できるなら、オフロードのレースにも出てみたいです(WR250Rでは 厳しいかもしれませんが)。
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pirokinpirokin at 2020-07-27 18:23
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kobatetuapril at 2020-07-28 23:38
>pirokinpirokinさん
正直、https://kobatetu.exblog.jp/28156450/ までのオフロードでは、ノーマルの減速比で何ら不満を感じません。 KLXに比べたら上々、XR250(MD30)と比べてもどっこいどっこいです。 そもそも、低速でトコトコするバイクじゃありませんし。(常識の範囲でトコトコできますしけどね) リア50丁も検討しましたが、あまり航続距離の長いバイクではないので舗装路ツーリングで不便かな、 と思いこのくらいにしておきました。 でもまぁ、スプロケ交換後、通勤に数回使ってみて、「あ、ちょっと違うかな?」ともうところもありますので、 今度晴れた時の林道が今から楽しみです。 |
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