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拙者の写真修行小屋

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2019年 03月 01日

夏の化身・Ⅴ~金沢YOSAKOIソーラン日本海~







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先日、私のよさこい記事に「迫力がある」というコメントを下さった方がいらっしゃいました
嬉しくて有頂天になってしまったついでに、私の写真観のうち

ノートリへの執念・・・みたいなもの

について述べてみたいと思います





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私は堅苦しい性格のためなのか
「余裕をもった画角で撮影して、あとでトリミング」
という、写真教室などでは励行されやすい感覚に、いまだに馴染めないでいます
多分、この先もずっと馴染まないと思います





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その感覚は、大学時代にモノクロ写真を始めた時から一貫しています
今も、縦横比を変える以外のトリミングは、致命的なものをカットする以外の用途ではほとんどしません
特に、動きモノの撮影において、その傾向が顕著です





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※ 16:9という縦横比が好きなので、これは結構多用します





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どうして、頑固にトリミングを避けるのかというと・・・
マウスでグリッドを操作して・・・フィルムであれば、引き伸ばしをグイッと上げて、余計な風景を切り取ります
なるほど、安定した構図が出来上がります
でも、そうやって目の前に現れた「絵」は、既に私の撮影当時の感動からは離れたものになってしまっている
私の感覚ではなくなる・・・トリミングによって、私の熱がそぎ落とされる
そんな気がしてならないのです
「マウスなんぞにオレの熱情をカットされてたまるか」
という、頑固ジジイのような執念があるのです





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その失望を味わいたくないから、私は撮影の段階でギリギリの勢いでズームをテレ側に振っています
足なんて、もちろん入ってきません
よさこいなのに手指の先が意図せずカットされてしまったり





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それどころか、場合によっては頭がカットされてしまったり、なんてこともしょっちゅうです






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でも、そんな
「ズームアップのし過ぎで失敗こいてる写真」
を見ると、なぜだか
「おぉ~。思い切ったね~」
なんて、嬉しくなってしまいます
いえ、むしろ、「失敗」だと思っていないような節さえあります(笑)
少なくとも「もっとズームすれば良かった~」という後悔に比べたら、遥かにマシなのです





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「おぉ~。思い切ったね~」
そう、私の中では、この感覚こそか「臨場感」になってるような気がします
このズームアップが、被写体が発する熱の、私なりの解釈だったんだな、って思うのです





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その瞬間の、何を美しいと思ったのか
光か
眼差しか
白い腕のたおやかさか
揺れる髪か
あるいは、その場の雰囲気か・・・
無鉄砲なまでのズームアップは、撮影時の視線を、感動を、撮影者自身たる私に思い出させてくれます





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そんな言い方をすると
「私は私のために写真を撮ってるの?第三者の評価は気にしないの?」
なんて思われそうですが、それは、あながち間違いではありません




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正直、観てくれた人が「いいね!カッコいいね!」と言ってくれたら、確かに嬉しいです
嬉し過ぎです
ただ、幸い、私は最大多数の人に受け入れられなければならない職業カメラマンではないので
まずもって、私が「自己満足」をし
それを見てくださった方々の中のたまたま一人が、「私の臨場感」に対し
「迫力があるね」
と言って下さったら、それでもう100%嬉しいのです
私は、自己満足って言葉が嫌いじゃありません
「満足」なんていう、滅多に出来ないものを自分なりにも出来るだけでも喜ばしいことだし
他人を満足させる前に、自分の満足という土台がしっかりしてなきゃいけないって思うのです





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さて、話は変わりますが
それにしてもまぁ、この日のEos5DmarkⅢさんは
散々炎天下での撮影をしたあとだったというのに頑張ってくれました





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いぶし銀
と言えば聞こえはいいですけど、もはや単なる時代遅れのC-AF
冷静にカウントできてしまうほどのマッタリとした連写
そのくせ、暴れまくる露出
シャッターユニットはこれまでに2回交換しました
親指AFのボタンは押し過ぎてバネが弱くなりフニャフニャ
ペンタ部にはカッコいい戦傷(山道でコケただけ)
ネックストラップには色んなものがしみついている・・・汗(これが大半)も、涙も、想い出も
まさに、老骨にムチ打って写真撮ってくれました





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だけど、そんな爺様カメラを介護する私だからこそ出来る呼吸みたいのもあります
フォーカスポイントをせっせと目まぐるしく移動させたり
(言い方を変えると、自動選択が信用できない(笑))





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踊りの調子を読んで、顔の前を腕や扇が通過するのを先読みして
親指AFをパッと放して連写に持ち込むとか





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フォーカスエリア外に顔が来そうなときはすかさずフォーカスロックするとか・・・





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「瞳AF」が大幅進化した今のデジカメであれば、きっとしなくてもいい苦労をしているのだと思いますが





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でもね





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そんな、爺様と共に紡いだ記録が

金沢の、青春にめぐり逢った夏の臨場感

あったわけです



















by kobatetuapril | 2019-03-01 21:52 | 旅行 | Comments(4)
Commented by hanarenge2 at 2019-03-01 23:12
うん かっこいいです
素敵です^^
Commented by ruunouta at 2019-03-02 11:06
自己満足!いいと思います(*´꒳`*)
写真を含め、芸術と言われるもの全般において
個々のこだわりは大切だと思います
それが受け入れられるかどうかは別として
それでも自分のこだわりを貫いて
自己満足なものを形にし
それをいいと思ってくれる人が一人でもいれば
きっと私も大満足だと思います(*´∀`*)
これが仕事だとまた違ってくるんでしょうねぇ
tetuさんがどんなこだわりを持ってお写真を撮ってるのか...
お話が聞けて納得しました(*´ω`*)
今日のお写真も動きのあるステキなお写真です♪
髪の動きも加わって、迫力倍増してますよ(笑)
Commented by aryy2349 at 2019-03-02 17:10
こんにちは。
素敵過ぎるカットに、もうたまりません。
この躍動感がひしひしと伝わってきます。

写真はフレーミングが勝負だと思いますね。
ファインダーを覗いて、良しと思った時にシャッターを
切ります。そこにはあとでトリミングと言う気持ちみじんも
ないですね。切り撮った瞬間をリアルに表現したいですね。

自分が自己満足してこその写真だと思いますよ。
自己満足して自分が感動しなければ、意味がないと思いますね(笑)
いつも有難うございます。。。
Commented by kobatetuapril at 2019-03-04 23:19
皆様、コメントを頂きありがとうございます。
>hanarenge2さん
自分の感性をさらけるだけさらけ出した写真でそう言っていただけると嬉しいです。

>ruuさん
まぁ、欲を言えばより多く多くの方に受け入れてもらえればそりゃサイコーなんですけど(笑)
ポリシーを曲げるほどの欲を出しても仕方ないですしね。
>髪の動き
このチームの撮影で一番こだわったのがそこです!ありがとうございます。
よさこいは和装が多い都合上、髪を結っている人が多いのですが、
時々このチームの皆さんの様にダイナミックに髪を揺らして演舞する方もいます。
被写体としては、ある程度髪が長い方が動きも出しやすいです。

>きったしょうさん
>写真はフレーミングが勝負だと思いますね。
激しく同感です。
同じ被写体を撮る以上、個性を出せるのはポジショニングとフレーミング(と、せいぜいシャッタースピードくらいでしょうか)ですね。
風景写真であれば、三脚を立ててじっくりじっくりそれを決めるんですけど、まぁそれはそれで楽しいのですが
瞬時にそれを判断して、美しいと感じた重点をクローズアップして焦点距離を定める祭り・よさこい撮りは
芸術性の中にスポーツ性がミックスされて、とてもエキサイティングです。
「写真」、というより、「写撃」とでも言うべきな。自分の中で集中力が研ぎ澄まされてゆく感覚がとても爽快です。
ですので、私はガッツリ系の風景写真よりスナップや動きモノ撮影が好きですね。
風景写真っていうのは、そもそも、ポイントを探して、通い詰めて、っていう、贅沢な時間の使い方を要するので
爺さんになってからが本番だと思ってます(笑)。
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