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拙者の写真修行小屋

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2019年 02月 20日

夏の化身・Ⅰ~金沢YOSAKOIソーラン日本海~





重たいLレンズ装着フルサイズを振り回して近江町市場をはじめとした撮影を堪能したが
お待ちかねの海鮮丼を食し一息つくと、バイクの運転と熱波による疲れがドッと襲ってきた
たまりかねてホテルに入り、アイスクリームをせっせと食しながら
エアコンを全開に効かせた部屋で地元テレビの情報番組をボ~・・・っと見ているうちに
いつの間にか寝入ってしまった
こういう時の眠りの気持ちよさは、本当に、計り知れないものがある

カーテン越しに西日の気配を感じた
それと、ホテルの目の前を通る国道157号の、何と無しの騒々しさ
窓の外を見る
眠る前には出来ていなかった人だかりができていた
クールダウンを完了した体が、何らかの予兆を察知し、写欲がモリモリと再起動する
チャージャーからバッテリーを、もぎ取るようにして外し、装填する

エレベーターを降り、フロントに、「これから何があるのか?」と尋ねるまでもなく
鮮やかな着物の一団が現れた

「今からそこで踊るの」

自動ドアをくぐる

再び、ムワっとする金沢の夏に身を晒した



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アサヒビールpresents 「YOSAKOIソーラン日本海」
ほとんど気まぐれに近かった金沢旅行で、気持ちのいい昼寝の後、偶然に出会った

実は、人物撮影好きを標榜しているのに、よさこいを撮影したのはこれが初めてだった
正直に言うと、厨二病的文化であると、敬遠さえしていた
自分自身が厨二病の権化的ポエマーカメラマンであるにも関わらず、だ

ただ、夏という季節のロマンチシズムが、意固地な私を、勝手に、いくらか柔らかくしたらしい
「いいから撮ってみなよ」
囁きが聴こえたような気がした
「まぁ、渋々、ではあるんだけどね」
一応、自分に言い聞かせた
誰に対し、何を恥ずかしがってるんだかよく分からないが
そんな、妙な心の準備をして
ファインダーを覗いた

命とりだった

はじける笑顔
輝く青春
憧憬の極み
夏の化身

なんだかもう、悔しいくらいに眩しい感情がこみ上げてきてしまうのである

ジワリとする感覚が目に流れ込み、ファインダーが、シャッターチャンスとは別にブラックアウトする

くそっ・・・汗で目が沁みやがる

そんな抵抗もむなしく

ヨイヤッサーーー!!!

腹の底にまで響く、豪快かつ爽やかな掛け声が横隔膜を刺激して・・・

いや、もうこの際、はっきりと言おう、決壊寸前であった涙腺があえなく崩壊して
涙が、みっともなく、とめどもなく
愛機・EOS5DMarkⅢの、老いて冷静ないぶし銀のC-AFが腹立たしく思えるくらい
あとからあとから流れ出てくるのである

調子に合わせたシャッターチャンスの都度
「ヨイヤッサー・・・!」
心の中で絶叫してしまうのを、もう恥ずかしいとも思わない境地に達していた
完全に病気である。手ブレが怖い



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ということで、私は、平成最後の夏に、今後のカメラマン人生を左右しかねないほどの被写体に出逢ってしまったのだ
根っからの陰キャゆえ、他の観客の様にキャーキャーと騒ぐことは出来なかったが
心の中では、きっと、国道157号を埋め尽くす誰よりも、喝采を送っていた



続く

このシリーズ、ちょっと長くなりそうです











by kobatetuapril | 2019-02-20 21:35 | 旅行 | Comments(2)
Commented by aryy2349 at 2019-02-27 17:11
驚きました。よさこいの撮影が初めて・・・
もうーうそーと言う感じですね(笑)
踊り子さんの瞬間、瞬間の表情を悔しいほど上手く
切り撮りこれはもう泣けてきます。。。

私も何度かは、よさこい撮影しましたがほんとへたっぴーです。
決して褒めすぎではなく、このアングルにこのピントの良さ何なんでしょう
もう脱帽です。。。

私もまた撮ってみようと元気づけられてます。
また、もうひとつの感動を頂きました。
有難うございます。
よしーがんばるぞー(笑)


Commented by kobatetuapril at 2019-02-28 21:03
> きったしょうさん
こんばんは。
いつも嬉しいコメントありがとうございます。
よさこいは、マジでこれが初めてです。けど、お祭り系の写真は好きなので、
全く共通点が無いということもないのでしょうね、意外と、すんなりと撮影に入れました。
アングルは、よさこいの場合、ステージ演舞と行進演舞があるんですけど、
今回コメントを頂いたこの記事は、ステージ型、つまり、定点演舞です。
なので、アングルの工夫とかはあんまりなくて、ポジションに若干気をつかったくらいです。
真正面だと奥行きの無い写真になりそうだったので、正面より若干横にずれたポジショニングです。
一方、行進型の場合は、踊りのピークがどの時点でやってくるのか分かりませんから、
ポジショニングどうこうの話ではなく、完全に運任せです。
カメラの設定は、C-AF、絞り優先で、最低シャッタースピードを1/250に設定しました。
ただ、この1/250っていうのが実に際どい設定で、いい感じでブレる写真もあるのですが、
半分以上が「ブレ過ぎ」なんですね。
多分、1/500以上にすれば相当安定するのでしょうけど、それだと今度は止まりすぎて味が無い、というジレンマに陥ると思います。
ヒット狙いで打率を上げるか、ホームラン狙いで行くか、の違いでしょうか。
とは言え、今度撮るときは1/300くらいにしてみようかとは思います。
あと、大変だったのが、C-AFの使い方ですね。5DmarkⅢには「瞳AF」なんて気の効いたものは無いですから、
親指AFを押しっ放しにしていると、腕や傘が顔の前を通った時にそっちにフォーカスが持ってかれちゃいます。
踊りのタイミングを見計らって、AFボタンをパッと放さなきゃいけないんですね。
このテク、というか感覚は、よさこい以前に祭りを撮ってて身に付いたものですけど、
瞳AFで楽が出来るんなら楽をしたいと思う部分です。
AF操作の集中力を画角設定に裂けますから。
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