拙者の写真修行小屋

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2016年 10月 08日

今宵、獅子を薙ぐ~奈川獅子・第1部~

松本市奈川
旧・奈川村
人口766人の小さな村で行われる獅子舞

『奈川獅子

松本市の重要無形民族文化財である

ぎおんばやし
きよもり
よしざき
獅子ころし・きりかえし
なぎなたどり
の五幕編成から成り
およそ1時間半にもわたって激しい戦いが繰り広げられる
獅子退治の舞である

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~ 今宵、獅子を薙ぐ ~

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獅子狩人の出陣
勇ましく、若々しく、躍動して

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荒れ狂う・闇

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舞は舞、されど、舞。である
片や、村人の願いを背負った獅子狩人の名に懸けて
片や、闇夜をも食らい尽くすかのごとく
対峙する者を、屠る
その気迫に満ちている

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これは、狩人の決めポーズの一つです
この瞬間を撮影するために、あらかじめポジションを定め、神経を集中させます
逆に言うと、ポジションは一度定めたら移動することが出来ません(観客が多いので)
せいぜい、ミドル・ローアングルとズームで調節するくらいしか出来ないわけです
写真の多くはそうでありますが、とにかく、ポジショニングが命、の撮影です

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獅子頭は飛騨一刀彫職人によるもの
そういえば、奈川と飛騨は、有名な「野麦峠」でつながっている
もしかしたら、奈川獅子の代々の頭は
険峻な野麦峠を経てこの集落にもたらされていたのかもしれない

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実に激しい動き
若者が少なくなりつつある村であるが
若者の体力でなければ、とてもではないが舞いきれぬ、とのことである

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道化者の天狗
獅子にちょっかいを出しては村人の笑いを誘います


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退治された(かのように見える)獅子にドヤ顔で跨ってみたり

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ピョ~ン
なんて飛び越えて見たりして・・・

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からの~・・・獅子・復活、である
吹き飛ばされる天狗!
カメラマンはあらかじめビックリ耐性を身につけておかないと、このシーンを逃します
私は撮影2年目だったので、何とか・・・

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小さな村の、過半数がこの戦いを見に来ていたのではないか、と思う
固唾を飲むと同時に
勇ましい村の若者を称えてもいるのだろう
奈川は、この祭りが終われば、まさしく「錦秋」に彩られる美しい里であるが
小説・映画「あゝ野麦峠」で知られるように
雪深い、過酷な山里でもある
「若者は逞しく生きてこそ」という願いが
この舞には込められているのだと思う

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~決着の秋~

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やー!

気合とともに、獅子の喉笛を薙ぐ
このタイミングを幾度となく見
そして自らも演じてきた村人たちが
待ってましたと言わんがばかりの歓声をあげる
歌舞伎の掛け声に似ている
ファインダーの熱が覚めやらぬうちに
村人と共に、手が痛くなるくらいの拍手を送る
カメラマンでありながら、「早くそうしたい」という欲求に駆られるのである

しびれるひと時である





















by kobatetuapril | 2016-10-08 14:44 | 風土 | Comments(2)
Commented by taketyh1040 at 2016-10-10 00:38
こんばんは。
勇壮な獅子舞というだけでなく、踊り(物語)の意味も想いも
村人皆が熟知していればこその熱気に包まれている様子が
モノクロの描写で静かに力強く伝わってきます。
良い祭りですね〜。
こんな祭りをジックリ撮れるのが羨ましいですよ。
Commented by kobatetuapril at 2016-10-12 21:07
taketyh1040さん、コメントをいただきありがとうございます。
何にしても、一年で最も楽しみにしている祭りです。
この日ほど撮影の緊張で高鳴る日はありません。
いくらなんでも早すぎる、という時間に到着し、撮影場所の下見とイメージトレーニングをして、場所取りをしました。
おっしゃる通り、この舞いは、舞い手の練度もさることながら、見守る村人の静かな熱気が素晴らしいです。
この熱気が、獅子をさらに猛々しく、狩人をさらに勇敢にさせているのだと思います。
現像は、カラーかモノクロか迷いましたが、今度余裕があればカラーバージョンも、高ISO撮影でノイズが凄いですが投稿してみたいと思っています。
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